表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
③完壁な地獄~欺瞞で築かれた理想の家庭、血の絆が繋ぐ終身刑~  作者: MCdragon


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/7

第二章:逃げ場のない檻

数ヶ月が経ち、康夫の要求はさらにエスカレートしていった。

ある週末、康夫は「家族サービス」と称して、人里離れた高原の別荘へ一同を誘った。

知人が所有するというその別荘は、周囲に民家もなく、完璧なプライベート空間だった。

到着した夜、康夫は修に、特別に用意したというアルコール度数の高い古酒を勧めた。


「修くん、たまには羽を伸ばした方がいい。今日は私が小春を見るから、君はゆっくり休みなさい」


策略とも知らず、疲れの溜まっていた修は深い眠りに落ちた。

小春もまた、康夫が飲ませた睡眠作用のある子供用シロップによって、子供部屋で泥のように眠っている。

静まり返った別荘のリビングで、康夫は瑠美に「正装」を命じた。

それは、修が以前の誕生日に贈った、高級なシルクのネグリジェだった。


「似合っているよ、瑠美さん。修くんに見せるよりも、私に見せる方がずっと価値がある」


康夫は暖炉の火を眺めながら、瑠美を自分の膝の上に招き寄せた。

瑠美はもはや拒絶の言葉を口にすることさえ忘れたかのように、吸い寄せられるように康夫の元へ歩み寄る。


「今日は、君の『知性』がどれほど私に屈服したか、じっくりと確かめさせてもらうよ」


康夫の手が、ネグリジェの薄い布地を引き裂くように剥ぎ取る。

冷たい夜気と暖炉の熱が、交互に瑠美の裸体を撫でた。

康夫はソファに深く腰掛け、瑠美に自分に跨るよう命じた。


「自分から、繋ぎなさい。修くんの幸せを願うなら、心を込めて」


瑠美は屈辱に頬を染めながら、ゆっくりと腰を下ろしていく。

康夫の剛直な存在が自分を貫く感触に、瑠美の瞳からは自然と涙が溢れた。

しかし、それは悲しみだけではなく、逃れられない運命に対する諦念と、支配されることへの昏い悦びが混ざり合ったものだった。


「んん…、康夫…様…」


いつの間にか、瑠美の口から漏れる呼称は「義父」から「主人」に近いものへと変貌していた。

康夫は満足げに彼女の腰を掴み、野獣のような荒々しさで突き上げた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ