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コイの病  作者: ゆき
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第0章〜私〜

『私』には恋がよくわからない。

「ねぇ、アコちゃんは好きな人いるの?」

昔からこうゆう話題があまり好きではなかった。

「いないかなぁ」

そう答えると友達は、

「ふぅん。じゃあタイプは?」と殆どの場合訊いてくる。

私はこうゆうときどうしたらいいのか困って、

「特には無いけど、素行とか性格が悪くない人」

と無難に答えることが多い。そしてこの返答は、会話の空気を熱いものに出来ないことも、経験から知っている。

「えー。イケメン高身長とか願望ないの?」

「それはアンタでしょ笑」

高校の友達はそんな風に言ってくれるから、まだ会話に入れる。

「タイプないとかあり得ないんだけど笑」

と、中学の頃は言われたりしたからとても有り難い。

『私』にとっての『恋バナ』は、友達の話を聞くというものなのである。

友達の乙女な姿が見れたら、それでいいのだ。



『私』は自分が恋する感覚がよくわからない。

家に帰ってスマホで新しい投稿がないか検索することが好きだ。いろいろなジャンルのものを見たり読んだりすることは楽しい。

恋愛ものをみると胸がキュンキュンするし、メインキャラクターを応援したくなる。

意外かもしれないが、創作漫画の恋愛ものを見ることには、抵抗がない。

ただ、自分に当てはめることが出来ないのだ。

こんな『私』は可笑しいのだろうか?


嗚呼、やっぱりよくわからない。

そう思ってた。昔は…。


これからアコがどうなるのか、見続けてもらえたら嬉しいです。

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