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ステージ1(B)

 これは当然の選択だ


コ:自分よりでかい相手に敵うはずないんだってば!


 猛ダッシュ!

 コクメは風となりて雪原を渡った


コ:よし、このまま走り続ければ……


蜘:キエエエエエエエエエエエエエエ……ッ!


コ:めっちゃついてくるやーん!


 速い

 めっさ速い

 種類にもよるが蜘蛛は八本もの足を駆使して高速移動できる


コ:やばい、このままだと追いつかれてジ☆エンドだ。逃げるにしても何か対策を練らないとどうにもならない!


 かといって一面見渡しても銀の世界

 何か救いの一手があるわけでもない


蜘:ペッペッ!


コ:うおわあ⁉ お前蜘蛛の糸まで出せるワケ⁉


蜘:ペペペペペペペッ‼


コ:マズすぎる! こんなの避け続けられないぞ! せめてボクを裏切ったレンゲを巻き添えにしなくちゃ死んでも死にきれない……ッ‼


 ピカッ


コ:え、赤い目が光――――


 ゴオオオオオオアッッ


コ:次から次へとこのやろう! 火のついた糸とかもはや火炎放射じゃんか!


 炎にあてられた雪は一瞬にして消えた

 コクメは間一髪免れたが……

 足に火傷を負ってしまう


コ:ぐう……っ。足を狙うとは、さては頭がいいな


蜘:キショショショ!


コ:褒めてないから!


蜘:ギエッ!


コ:がああっ⁉


 大蜘蛛の鋭い脚が彼を襲う

 コクメは雪に足をとられ、不覚にも腕にも傷を負ってしまった


コ:……はあ、はあっ。本当にどうしようもない状況だね


 傷口をおさえ、やっとのことで対峙する


コ:いっそのこと戦うか。いや、このまま逃げ続ければどこかでチャンスが巡ってくるかもしれないし……


 蜘蛛の足に斬られた腕の傷

 片足の火傷


コ:どうする、ボク……っ!



 いっそのこと戦う……ステージ1(B1)

 このまま逃げ続ける……ステージ1(B2)


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