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話の1:始まりの軌跡

本作は一人称視点で進み、尚且つ視点主が度々入れ替わる群像劇仕様を取り入れています。

 西暦2050年

 月面での都市部開発を目的に地質調査を行っていた巨大企業ガレナック社は、月の下層深部に未知の建造物群を発見する。

 ガレナック社の特別調査団が月へ派遣され、埋没している大規模遺跡の調査を開始。


 西暦2052年

 ガレナック社、オーベールコーポレーション、ロシェティックインダストリー、クリシナーデエンタープライズ、比島重工の五大多国籍企業が結託。

 月面地下遺跡の上部地表面へ、五大企業合同による調査・発掘目的の研究都市建造が始まる。


 西暦2058年

 月面都市ルナ・パレスが完成。

 五大企業上位役員による月面政府設立。

 月政府は地球政府に対し月の独立自治化を申請。

 6ヶ月による交渉会談の末、月の自治権が認められる。


 西暦2059年

 地下遺跡発掘作業による職を求めた人々がルナ・パレスへ移住。

 第1期発掘作業開始。


 西暦2060年

 地下遺跡より正体不明の生命体が多数出現。

 この敵勢体に襲われ、発掘チームの凡そ7割が死亡。

 月政府は武装軍組織を地下遺跡へ投入し、敵勢の掃討と遺跡の制圧に乗り出す。

 軍と敵勢体の戦闘激化。

 遺跡制圧に失敗し、軍組織は一時撤退。

 敵勢体が遺跡から出る事は無かった。


 西暦2061年

 軍の再編成完了と同時に、月政府は遺跡への再進攻を開始。

 第2次遺跡制圧戦は、またしても軍組織の敗退に終わる。


 西暦2062年

 軍の再編成完了と同時に、月政府は遺跡への再進攻を開始。

 第3次遺跡制圧戦も失敗。

 月政府は月面地下遺跡発掘計画の無期限凍結を発表。地下遺跡の入り口に厳重な封印を施し、一切の干渉を禁止する。


 西暦2075年

 月政府と地球政府の外交摩擦悪化に伴い、両勢の間で戦端が開かれる。

 人類初の星間戦争勃発。


 西暦2076年

 この頃より月・地球双方で技術躍進が起こる。

 戦争の影響で物理学・化学・生物学・遺伝子工学・電子工学・情報工学・医学・超自然学等の各分野が急速に発展。

 サイバーウェア(擬似躯体による肉体の機械化技術)製法、クローン製造技術、遺伝子操作による身体機能の強化、特異能力の研究開発・付与実用化、新規薬物の開発、多目的ツールの人体インプラント技術確立、脳神経改変技術、ネットワールドの広域拡大及び複雑化、ネット技術関連系通信端末の成長、高度AIの製造、自律型機動兵器開発、レーザー・電磁技術の軍事転用……

 幾多の新技術が興り、人類文明を更に成長させた。


 西暦2080年

 月政府と地球政府の間で講和条約が結ばれ、戦争は終結。

 月側の被害は甚大。民衆の月政府へ対する不満が増加。


 西暦2081年

 大戦期に急成長を遂げた月面企業インフィニートが、月面政府へ参入。

 6大企業の新規役員が密かに繋がり、特殊部隊を手引き。月面議事堂を強襲させる。

 古株の月政府主要構成員を拘束。

 新規役員による新政権樹立が発表され、旧月面政府は崩壊。


 西暦2084年

 旧政府派と新政府派の間で抗争激化。大規模な内紛に発展。


 西暦2086年

 新政府の勝利によって月の内乱は沈静化。


 西暦2101年

 新月面政府によって地下遺跡の封印が解除される。

 凡そ40年ぶりに軍部と調査団の混成部隊が地下遺跡へ降下。

 敵勢体の襲撃に遭うも部隊はこれを敗り、遺跡の第1層、第2層、第3層を制圧。


 西暦2102年

 敵勢体の反撃が苛烈化。部隊は制圧区を放棄して第1層まで後退。

 増援の追加によって部隊は攻勢に転じ、再び敵勢体を押し返す。

 しかし敵勢体の反撃が更に強固な物となり、部隊は再後退。

 2度3度と増援を送られ、部隊と敵勢体は一進一退を繰り返す。


 西暦2103年

 政府の目が遺跡に向かっている間、旧政府派残党によるテロ活動が頻発。

 ルナ・パレスの治安が悪化。

 新政府は遺跡から兵を退き、治安維持に努める。


 西暦2104年

 ルナ・パレスの治安は一時安定。

 軍を遺跡に割けなくなった新政府は、遺跡の調査・発掘を大々的に民間へ依託。

 功績を挙げた者への奨励金制度を設け、外から作業者を募った。

 この布令に対し、ルナ・パレスへ多数の「アウェーカー」(フリーの仕事屋・傭兵の総称)が集う。

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