服(装備)選び①
「それで装備どうするんだ?」
俺のこの一言から始まった。
どうやら
ほう・ゼク・らてぃ・パルは各々親が準備してくれたらしい。
そして俺とふりぃの装備がまだなかった。
「・・・」
全員が静まり返ったので俺はギルドマスターのほうへと行き
聞いてみた。
すると
「だった、だった
アンとふりぃの装備はないんじゃったな・・・
後でわしのところへ来なさい」
そういわれてその場は解散となったんだ。
※※※
解散後俺達はギルドマスターのところへと行った。
マスターは小声て手招きすると
「こっちじゃ、こっちじゃ」
奥から古そうな紙を取り出すと
「これが依頼書じゃ」
と言ってきて俺たちに依頼書を渡してきた。
んと・・・何々?
依頼書・・・二人分の装備を買ってくる。報酬 銅5まい
・・・、・・・・
どう反応すればいいのだろうか?
分からないふりをしていくのがやさしさというものだろうか?
俺は鈍いやつじゃないからね
これって・・・あかるさまに俺たちの装備でしょ・・・。
まあ違っていたらとても恥ずかしいのだが、
「どうしたんじゃ、アン」
「え・・えっと」
「依頼書受諾、ふりぃ
アンと一緒に買い物行く」
ふりぃはいつも通りの話し方だがわかっているのかな?
などと思いつつ俺も受諾した。
※※※
ふりぃと街の装備屋に来た。
装備は初心者用から上級者用までの様々な装備が取り揃えられていた。
流石王都に次いでの街だなと思ったけど・・・
サイズが・・・サイズが・・・
大きいのしかない、一番小さいのでもぶかぶかだ。
店主に聞いてみると成長期だからすぐにあうようになるといわれた。
「ふりぃなんかいいのあったか?」
「んっとね、これいいと思う」
ふりぃが選んだのは機能性重視といよりも見た目重視のものだった。
ふりぃって案外俺が思ってたよりもやっぱり違う奴だなと思った直後
お揃いでもう一着だしてきた。無論男用だ・・・。
「ふりぃ、これは俺たちが着るやつじゃないんだぞ・・・」
「・・・」
ほらね、やっぱりふりぃだって気づいてんじゃん
マスターやっぱり無理があるって、でもマスターからの依頼という後ろ盾があったため
「やっぱり各々違ったものがいいんじゃないかな?ほら冒険者用装備だしちゃんとしたものを買わないと・・・」
「・・・」
そののち俺とふりぃは別々に装備を選んだんだ。