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女に触れたら負けゲーム

あなたはイケメンです。

設定上イケメン過ぎて女の子が寄って集って来ます・・・しかしあなたには一つ問題があります。

それは、女の子に触れると死にます。

という・・・とてもしょうもないが人生がとてつもなく危ないゲームが始まってしまった。

「という設定か」

「あ、ちなみに女の子って私も入るからね!!」

「それじゃあつまりお前が俺にくっついたら俺は死ぬのか」

「そうよ・・・」

「・・・」

「・・・」

「まぁそうなったらそうなったでこの作品が終わるだけだけどね!!」

「別にどうでもいいが俺も一応人間だ・・・生きたいという感情を持ち合わせているのでな逃げさせてもらうぞ」

そう言って俺は超能力の一つ姿を消す力を使って逃げた。

「でも~その能力は匂いまで消せないわよね~」

「おい・・・お前はどこまで変態なんだよ・・・」

「念君の匂いなんて覚えてるに決まってるじゃない・・・ちなみにオナラの匂いとか口の中の匂いとか~全部知ってるわよ」

「気持ち悪いから今後一切俺に近寄らないでくれ・・・」

そう言って俺は超能力の一つ瞬間移動をした。

すると・・・大量の女の子が集まっていた。

そもそも学校にこんなに沢山女子が居たのか?

田中暁美が居ないと説明役が居ないな・・・

透明になってるとはいえぶつかったら元も子もない・・・避けて歩くか・・・良しこのまま男子トイレで篭ろう・・・

俺は女子を映画でいうレーザー光線を避けるみたいに避けてトイレへと向かった・・・がしかし・・・

男子トイレに長蛇の列が出来てる・・・!?

なんて都合の良い話なんだ・・・作者よ・・・

※俺に聞かれても困る

これからどうすれば良い・・・田中暁美が来るのは時間の問題っぽいし・・・

あの気持ち悪いのならすぐにでも来そうだから怖いな・・・どっかの青い鬼みたいなやつだな・・・

『念君ってカッコイイよねー』

『会ったら握手したいなー』

俺はスターか何かか?この設定にはとてつもなく無理があるぞ・・・

『念君いないかなーばったり会わないかな~』

「あ、たまご半額・・・あっ」

透明化は『たまご』と言うと解けてしまう・・・

という訳の分からない設定で今ものすごく死に近い状態なんだが・・・てかそもそもなんで俺は今たまご半額を思い出したんだ!!

『キャー念君だーキャー』

『握手してーキャー』

俺はデコに人差し指と中指を付け・・・

シュン!!と音を起てて消えた。

瞬間移動である。

ちなみに某作品の例の瞬間移動とは関係無いからな・・・

一番気の強い奴の所に来たがまさか・・・

大便中の田中次郎に出くわすとは・・・

「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」

あまり踏ん張って物を出すと色々と良くないみたいだからみんなは考える人のポーズを取りながらトイレをしよう・・・田中次郎を真似するとヤバイことになるから気を付けてくれ。

という豆知識はいいとして・・・男子がぎゅうぎゅう詰めの男子トイレなんて見たこと無いな・・・

これは酷い・・・

「念君!!」

田中暁美がトイレの窓から登場である・・・待て窓の外と言ったがここは二階だぞ・・・

「どうやってそこに着いた?」

「よじ登ったのよ〜念君!!」

本当にこいつとは関わりたくないと思ってきた・・・超能力使える俺よりヤバイやつだろ・・・

「う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」

お前はもう良い・・・

「念君・・・捕まえてあげるわ」

こうなったら・・・

俺は壁に思いっきり向かう。

超能力の一つ・・・壁通り抜け・・・

これを使うと一回の通り抜けでものすごい空腹に襲われる。

三回目は餓死寸前までいくと言われたとても使いたくない超能力・・・

胃にあるものは勿論栄養になる前のものまでスッカラカンになるまで消えるからタチが悪い・・・

めちゃくちゃ腹が減ったが死ぬよりはマシか・・・

辛いが走って逃げようとした時前に原黒が現れる。

「あっ念!!ちょっと聞きたいことあるんだけど!!」

「な、なんだ」

肩に手を置こうとする原黒の手を避ける。

「何避けてるのよ・・・」

「いや仕方ないことだ・・・俺に触れるな」

「なっ・・・それって・・・私が・・・私が汚いから?」

女のめんどいところだ・・・

言葉を間違えると泣きそうになる・・・

俺はこういうのが嫌いなのだ・・・

くそ・・・どうやって対処すれば___

「はい!!タッチ!!」

「え・・・」

「騙されやがってー私がそんなんで凹む訳無いじゃーん逆に喜ぶは~あははーでさー話あるんだー」

「汚いぞ!!」

「ふぇ!?本当に汚いと思ってたの!?失礼ね!!手洗ってるし風呂も毎日入ってるわよ!!」

「汚い・・・くそ・・・」

「・・・」

「はーいゲーム終了でーす」

と田中暁美が言った、

「??」

原黒は状況が上手く理解出来ていないようだ。

「ということで女の子に触れたら負けゲームは時間が来たので終了です」

「ん?それはどういうことだ?原黒に触れられて終わったんじゃなく?」

「原黒って言うな!!」

「え?原黒さん?あぁー女の子でしたっけ?」

「あら?暁美ちゃんって意外に口悪いのね〜」

「オホホ萌香ちゃんこそー・・・まぁということで時間ギリギリまで生き残ってたわよ!!念君!!」

「そうか・・・ならこれで心置き無く・・・す・・・ご・・・せ・・・るな・・・」バタ

「念君!?」

「ちょっと念!!」

「腹が減った・・・」

「念君が死んだ!!」

「え?何で!?」

「あっタイマー間違えてた」

「おい!!ってかこれ私のせい?」

「うん・・・萌香ちゃんのせいだね」

「えー・・・どうすれば生き返るの?」

「七つの玉とか?」

「そうじゃなく!!」

「触れた人のキスですね・・・早くしないと死んじゃいますよ?」

「えーえっ・・・えー・・・わ、わかったわよ」

ちゅ____

というのを幽体離脱になって見てしまった俺はどう反応していいのか分からないのだが・・・

戻って生き返るまでアイツは口を付けてるつもりか・・・アイツが離してから生き返りたいものだ・・・

気持ち的なファーストキスは奪われたくないんでな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長い!!!

「あのー萌香ちゃん・・・キス長いよ・・・それじゃ念君が窒息死するよ・・・」

「え?え!?長かったの!?起きるまでしないといけないのかと思った・・・うぅ・・・」

顔が真っ赤だぞ・・・

そろそろ戻れるか・・・

本体の体に戻り目を開ける。

すると田中暁美の顔がすぐ近くにあった。

唇を尖らせていた。

俺はそれに平手打ちをする。

「いたーい!!」

「馬鹿野郎何をしようとした・・・」

「キスだよー」

「そんなものしたくないわ・・・」

(カップル同士ですらキスしたくないのに・・・さっき私・・・うぅ)

カップルではない・・・それは設定上だろ。

「どうだった?このゲーム?」

「もう二度とやりたくない」

「・・・うぅ」

「以上佐藤 念を捕まえたらキス出来るゲームを終了します!!」

「ふざけるな!!」

「ふぇ!?そんなゲームしてたの!?私知らないで~!!」

もう二度と田中暁美とは関わりたくない・・・がしかし設定上絶対にこいつとは関わらないとダメなのだろうな・・・

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