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自己紹介

「ねぇ…私達両想いかな?」

なんだそのあからさまな告白は…

「…」

「照れてるのね…」

こいつは何かを勘違いしているようだ…そもそもこんな状況になった経緯を説明しなければな…

それは今日の学校の昼休みである…

弁当を食っていると狙撃されたのだ。

別に文章を間違えたとか作品を間違えた訳ではない…狙撃されたのだ。

もう一度言おう…狙撃されたのだ。

危うく死にかけたのだが弾は避けることが出来た…がしかしクラスメイトの田中次郎に当たりそうになったので弾をキャッチしようと思い超能力を使った。ちなみにボールをキャッチしようと思っている訳ではない。

銃弾をキャッチしようとしているのだ。

もう一度言おう…銃弾をキャッチしようとしているのだ。

まぁなんだかんだでキャッチ出来たのだが…

田中次郎は何故か如何にもヒロインっぽい奴に変わっていた。

すると付きまとって来るようになっていた。

別にこれはBL作品ではないぞ…

田中次郎は女の人に変わっていたのだぞ。

決して男同士ではないぞ。

一方田中次郎は_____

熊と戦っていた。

これも別に間違えた訳ではない。

熊と戦い修行すると言って旅に出たのだ。

どこのバトルモノだよと言いたいところだが田中次郎の話は後で良い…問題はこの変な女である…どこから湧いて出てきた…

「どうも田中次郎さんと入れ替わりました、田中暁美です」

「…誰だ」

「一応美女という設定があるわ…この設定がある限り私はモテモテよ」

「設定頼りなのはいかがなものか…」

「ということで色々と説明するわ」

と言うと彼女はどこからとも無くヘンテコなノートを取り出した。

それを開き読む_____

ひとーつ、超能力者は狙われます。

ひとーつ、恋愛はするべし!!主に私と!!

「おい…欲が入ってるぞ…どんだけ恋愛したいんだよ」

ひとーつ、設定は守るべし!!

「…お、おう」

「ということです!!じゃあ設定を言います」

「設定って言うものだったか?」

「まーず私達はカップルです」

「その設定ってお前の好きなようになってるのか?」

「違いまーす!!ということでもう一つあなたは命を狙われています」

「だから狙撃されたのか」

「そして!!後は特に無い!!」

「無いのかよ…何かありそうなフリしといて無いのかよ」

「ということでイチャイチャしましょー」


という…とてもしょうもないことが起き今こうして謎の女…田中暁美は俺に付きまとっている。

まぁ超能力があるのは本当のことなので別に間違えではない…

しかしこれは…無理矢理恋愛モノに引っ張り過ぎだろ作者…

「貴様ら…誰の許可を得てイチャイチャしてんだ!!俺のカオスオブヒートが貴様らを消し炭にするぞ」

「お前は…誰だ?」

「我の名前を忘れたのか!?我の名前は間郷音(まきょういん) 桜助(おうすけ)

「思い出した…縮めて間桜(まおう)だ」

「ふっ混沌(カオス)の(オブ)(フレンド)よ非リアの我の目の前で…目の前で…」

勝手に出てきて勝手にいじけられてもこっちはどう対応したら良いのかわからんのだが…

「あら?暁美と桜助君達じゃない!!」

何かまためんどいのが来たな…

ちなみに俺の名前は佐藤 念である。

任意の人物から心の声を聞けたり瞬間移動出来たり何か色々出来る普通の人では無い…

おい作者よ…何故ここで俺の紹介がくるんだよ…

※名前決めないと進行がしにくかったからだよ

作者が直々に答えた…!?

「わー誰かと思えば原黒 萌香じゃない」

原黒 萌香…名前で察した人も居るかと思うが一応説明しよう…

とてつもない腹黒女だ。

「あら〜誰かと思えば念も居たんだー」

と言っているが心の声は____

(ちっ何でこいつが桜助君の近くに居るのよ手と足が生えてるからって調子に乗って…!!)

間桜のことが好きらしい…そして嫉妬する方を明らかに間違えているし…何より手と足が無い俺は存在するのか?

(謎の浮遊物Xになれば良いのに…)

何故俺が手と足の無い謎の浮遊物Xにならなければいけないんだ…てかそもそもそれはなんだ?

「ねぇ浮遊物…コホンねぇ念…」

明らかに浮遊物って言ったぞ俺は浮遊していないぞ…浮遊しようと思えば出来るが手と足は外せないぞ。

「何だ?原黒」

「ムカッ…ねぇ?そっちで呼ばないでって言ったよねー?」

「あれ?そうだったけ?すまんな原黒」

「…あんたワザとでしょ!?そうなんでしょ!?」

この時の間桜の心の声はというと____

(おいおい…念のヤツモテ過ぎだろ…これは混沌(カオス)の(オブ)嫉妬(ジェラシー)だな…)

カオスオブジェラシーって何だよ…てかカオス付けるの好きだな…

「もう!!念の馬鹿!!」

何か良くあるラブコメみたいに上目遣いでセリフを言っているが…

(本当何なのこいつ…最悪…まるで私が腹黒みたいじゃない)

間違っては居ないがな…

(ジェラシー…)

間桜に関してはカオスという言葉すら消えていた。

これが恋愛というやつか…勘違いが勘違いを呼ぶ…なるほど…めんどくさい…

「念!!設定があるのは忘れないでね!!」

ということで…こんな感じで俺の日常が送られる訳だ。

なんて言うか…混沌の日常…

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