No.40
連投です! 2/5
No.40
「我は『海人族』種族が一人。名はカツヲなり。その方、言有るならば、名乗られるが良い」
時代かかった口調の魚人がこちらを見て名乗りを上げる。
それにしてもカツオだと!? 確かに顔は鰹みたいな顔してるな。鰹か……食いたいな。いや流石に喋る魚は食わないよ。そんなゲテモノ好きじゃないし。
「どうした? 言の葉を発していたのは聞いている。それ故に先程の行動は、互いに見知らぬ者故の過ちとして許すが。時間を取り、奸計を巡らせておるなら悪漢として成敗するぞ!」
黙っていたことに不信に思ったのだろう。最後の方の言葉は威圧を放ち。こちらに対して半身の構えを取り、いつでも戦闘が為せるようにしていた。
「ハァ、それだけ喋れるってことは、知恵と文化を持ってるってことだよな。…………失礼した。自分の名は酒匂統一郎。この世界とは異なる世界から来た人間だ」
矢を下ろし。謝罪し、こちらの情報を正しく伝えた。
「異なる世界から来ただと、いやそれより『人間族』が何故このような場所に……。その方、謀りをするならば容赦はせぬぞ!」
疑問に感じながらも相手は警戒を解いてくれない。真実を語ったのに。まあ確かにいきなり別世界から来たなんて言ったら、頭のおかしな人間にしか聞こえんからな。
「ここの地は、多くの星力が集まる神聖なる場所。我らも盟主様の御力がなければ長くは留まれる場所ぞ。例え渡界者であろうとも、加護も力も無い者が居られぬ場所と知れい!」
あっ、そっちなのね。と言うか知らんがな! 自分がここに来て一ヶ月近く居るが何ともないしな。
う~ん、ステータスにもそれらしいものはなかったしな。わからんよ。
「待ってくれ! 自分はこの世界に来た時からこの場所に居る。だからあんたが言っている様な事には一度も為った事がないから分からない」
相手が興奮し始めたので、誠心誠意心を込めて説得にあたった。もちろん物理的にじゃないぞ。文明人らしく言葉でだ。
しかしモンスターとの戦闘と思い、覚悟をしていたのにこれか。ぐだぐだ感が漂うな。




