No.33
本日7連チャン投稿。5/7
No.33
「これは使える。こっちは駄目。これは……食用か。こいつは夕飯のおかずだなって、ちょっ誰だ! 食いかけの果物を入れた奴は!」
ピンクサル達が持ってきた野草を選別する。
目的の物もあれば、思っても見なかった物ある。また見たことのない物もあれば、こう言った物を入れる奴もいる。
それらをすべて見終わり。一息入れてから家に戻る事にする。
「お前らご苦労さんだった。一服してから家に戻ろう。ほら来る前に搾っておいた果汁だ。全員分有るから並べ」
「「「「ウキキィ!」」」」
一糸乱れぬ整列。こいつらはどこかで訓練でもしてきたのかと、疑問に思うぐらいの並び具合だ。
そんなピンクサル達にコップを渡し。その中に果汁を注いでいってやる。
全員に行き渡って「お疲れさん」と、言ってからそれを飲む。
「「「「ゥキィ~♪」」」」
一口飲むと、ピンクサル達はため息を吐くように、その味を堪能していた。
「んっ、冷えていればなもっと旨いんだろうな……」
果汁を飲んでいて、今まで思っていたことがぽろっとこぼれた。
自分のそんな呟きに、ピンクサル達の目が光る。
「ウキ、ウキキィ!?」
「ウキャ!? キキウイ?」
「ああ、わからんわからん! 落ち着け! 言いたいことは何となく分かるが、取り合えず落ち着けお前ら」
騒ぎ立てるピンクサル達を落ち着かせ、理由を聞けば案の定だった。
「お前ら冷たい物って食べたこと無いのか?」
「「「「ウキィ」」」」
確認すると一斉に頷く。
「そうか」と、言いながら顎に手をやり、考える。
川の冷たい水は飲んだことがあっても『食べる』と、言う行為で冷たいものはないそうだ。
そこで自分の膝を打ち。
「よし、今日の夕飯は冷えた果物にしよう」
「「「「ウキ?」」」」
揃って首を傾げられ、どう言ったものか聞かれたが「その時まで楽しみにしていろ」と、言って誤魔化しておいた。
「じゃあこれから果樹園に行き。それぞれ夕食に食べたい果物を採ってから、川原へゴーだ」
「「「「ウィ~キィ~!」」」」
「ってお前ら荷物!? 荷物忘れてる!?」
自分の言葉を聞き終わると、一目散に果樹園へ駆け出していってしまったピンクサル達。
選別した野草をバックに詰め。自分の分とピンクサル達が置いていった荷物を両手一杯に持ち。ふらふらと歩きながら、ピンクサル達が向かった果樹園へと歩き出した。
「ぐおぉおお!! 野草もこれだけ有ると結構重いぞ! おおーいお前ら、戻って来いよー!」
【調薬加工】Lv:1
薬と為りうる物を加工する技能。
【生産者】Lv:1
数多くの物を作り出す知識と技術を持った者。
【礼節】Lv:1
礼儀作法の知識と技術を持っている。
【教育】Lv:1
自身が持つ知識と技術を他者に教えることが出来る。




