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No.31

本日7連チャン投稿。3/7


 No.31




 「くぅう~♪ 塩焼きはうめなぁ♪」


 かぶりつくように魚を食べる。


 「お前ら本当に要らないのか?」

 「……ウキ」


 自分が最初美味しそうに食べているので、ピンクサル達も興味を持ったのか。食べたそうにしていたので一匹身をほぐし与えてみたが、口に合わないのか。あの劇画風の顔になり。難しい顔をして食べたあと、ひと口も口にすることはなかった。

 猿の味覚ってそんなに良かったけ? まあ知らんけど。

 焼きバナナや焼きリンゴは平気で食べてるから、大丈夫と思ったんだけどな。

 旨い不味いは人それぞれだしな。

 朝食を食べ終わり片付けを始める頃になると、今日の竹籠を貰いに来るピンクサル達がやって来た。


 「「「「ウィキキィ~!」」」」

 「おう! ごくろうさん。今日はよろしくな」


 土方(どかた)のような挨拶だが、今日やって貰うことは竹林に行き竹の伐採だ。そろそろ竹が心許ないからな。補充しに行かなければ。


 「よっしゃ野郎共。今日は竹林に行って竹狩りだ! 乗り込め野郎共!」

 「「「「ウキキィ~!」」」」


 昨日から泊まっていたピンクサル達は、朝食を片付けた後は帰宅したみたいだ。残っていたのは今日来たピンクサル達だけだった。

 自分も片付けなどが終わった後。家に戻り準備をして、とある兵器を取り出した。


 「『大八丸』発進!」

 「「「「ウキィ!」」」」


 ガラゴロガラゴロ


 まあ兵器なんて大層な呼び名を出したが、何て事はない。物を乗せる荷台。大八車を製作したのだ。

 採取に行く場合、何処もそうなのだが。バックに入るだけ、手に持てるだけしか持ち運びが出来ない。そのため何度も往復する羽目になる。

 そのために作ったのがこの大八車。あ、もし分かんない人が居たら、テレビの時代劇に荷物を運んでるあの荷台。あれがそうだ。それでも分かんなければ、ググってくれ。たぶん出てくる。

 その大八車はピンクサル達が十匹乗っても平気なくらいの広さがある。

 ただまあ、道は整地されてないから結構ガタガタしている。その内これも何とかしよう。

 時に車輪が溝にはまったり。時に横転しそうになったり。時に倒木に阻まれたりすると。何で自分はこんなもの持ってきたんだろうと、一瞬考えさせられ。それでもどうにか竹林にまでやってこれた。


 「とうちゃく~ああ、しんどかった。ってな訳でもう帰ろうぜ」

 「「「「ウキ!」」」」


 そんな発言をすると、ピンクサル達から突っ込みをされた。

 朝から疲れることばっかで、もう働きたくない。自分もう働きたくないでゴザル~。

 駄目? そうかよ、働けば良いんだろう働けば。チッエ。

 やれやれと言いながら額にねじり鉢巻をして。石斧を取りだし、竹を伐採していくのだった。




 【武器加工】Lv:1

 戦闘用から狩猟用までの物を作ることが出来る加工技能。


 【防具加工】Lv:1

 軽装から重装備までの物を作ることが出来る加工技能。


 【道具加工】Lv:1 

 日用品から専門用具までの物を作ることが出来る加工技能。











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