No.25
いつもお読みくださる方ありがとう御座います。文章量が落ち着きませんが、今後ともよろしくお願いします。
感想や誤字脱字などありましたら受け付けておりますので、こちらの方もよろしくお願いします。m(_ _)m
No.25
「う~ん飯も食い終わったし。今日はあと、どうすっかな」
「ウキキィ?」
ピンクサル達も食事が終わったのか、自分の近くによって来て。「何かすることある?」と、言った感じで聞いてきた。
「あーん、そうだな。今日はもういいや、お前らごくろうさん。それじゃ報酬の籠を渡すぞ」
「「「「ウキィ~♪」」」」
籠が貰えると言うと、喜ぶピンクサル達。
「家に有るからな一旦家まで戻るぞ」
「「「「ウィキ~!」」」」
「了解~!」と言った感じで敬礼までするピンクサル達。
ほんと芸達者と言うかなんと言うか。
大きな木まで戻る。一週間前まで簡易テントだった家も、二階建てのプレハブクラスまでに変わっていた。
中に入り、手伝いに来ていたピンクサル達用の竹籠を取って渡すと、それぞれ喜んでいた。
「おーし今日はご苦労さんでした。明日来る奴らにきちんと伝えとけよ。それじゃ解散!」
「「「「ウキキィー!」」」」
「ありやとやんしたぁ」って感じで頭を下げるピンクサル達。それぞれに帰る者。この場に残って籠をいじくる者など様々だ。
その中で。
「ウキィ……?」
自分のズボンを引っ張り。上の階を指差し。何かをお願いするかのように、聞いてくるピンクサルもいた。
「ん? ああ、あれか。別にいいぞ。ただし、はしゃいで家壊すなよな」
「ウィキィ♪」
許可すると「やったー!」と言っているのか。喜んで二階へ駆け込んでいくピンクサル達もいた。
隠す理由もないので話しておくと。二階にはそれぞれの工技のレベルアップを兼ねて作った、色々な物が置いてある。
中でもピンクサル達が気に入っているのがオモチャの類いだ。
木で出来た積み木や木馬。竹から作った竹トンボやボールと言ったものが結構置いてある。
中には欲しいと言い出す奴もいて。何かと交換なら良いぞと言ってある。最ももっぱら交換の物は果物の類いなんだけど。
「さて、自分は今日あと何をするかな」
明日来るピンクサル達への竹籠を作っておくか。それとも最近習得した【調薬加工】で薬を作るか。【抽出加工】を使って色々試すのも面白いかもしれない。他の習得した物を使ってみるのも良いかもしれないな。
「やれやれ、なんとも忙しい毎日だな」
言葉とは裏腹にその顔はとても充実した笑顔だった。




