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探偵と忍者の奇妙な事務所

どうも。


この場をお借りして皆様に感謝を。


お気に入り登録してくださった方、この小説を見てくださる方、本当にありがとうございます。


皆様のアクセスのおかげで創作意欲が最高に高まっています。はい。


これからも頑張りますのでどうかお付き合いください。


では、本編どうぞ。

「……着いたぞ。ここが例の探偵の事務所だ。」


「うーむ、見た目は普通の建物だな。二階建てか。」


壁は最近ペンキで塗り直されたようで、まるで新築のように見える。


そして、「ルミア探偵事務所」というカラフルな看板が目を引く。


「この建物の中にアリスと一緒に戦った仲間がいるんだな。」


「ああ。と言っても、彼らもぼんやりとしか覚えていないだろうな。」


「そして助手が忍者か…なんか特殊な組み合わせだな。」


「まあ、ルミアは昔から変人だからな…」


「全く、君たちは人の事務所の前で何を喋っているのかい?」


アリスが「変人」と言ったのが気に食わなかったのか、少し小柄な女性がドアを開けて立っている。


「久しぶりだな、ルミア。本職の大魔法使いの仕事をせずに探偵とは、一体何があった?」


「ふん、僕はまだ大魔法使いを辞めたとは言ってないが。副業として探偵をしているだけさ。」


「ルミアが突然王国の騎士団を辞めたからこっちは人手が足りないんだ。早く戻ってこい」


「私は戦闘に向いていないんだ。何度言ったら分かるんだね、君は。」


そう言ってルミアと呼ばれる女性は眼鏡を指で押し上げる。見た目はとても知的な感じだ。


ただ、水色の長い髪は伸ばしっぱなしのようで、ところどころハネている。


そしてローブと帽子を身に着けている。もはや魔法使いにしか見えない。


「…まぁ、せっかく来てくれたんだ。中に入りたまえ。」


そう言って女性は事務所の中に入って行く。


それと入れ違いのようにスーツ姿の背が高い金髪の男性が出てきた。


「すみません、ルミアがまた失礼なことを…」


「いいや、奴はいつも通りだ。元気そうで安心した。それよりも変態、まだ忍者とかいうやつを続けているのか?」


「忍者=変態って…ええ、まぁ。ジパングという国に昔から存在する由緒正しき仕事ですからね。」


「ルミアの着替えを覗く忍者が何を言うか」


「あ、ちょ、それは……僕はルミアにしか興味ありませんからっ!」


「やっぱり変態は健在だな。さぁ、中に入るぞ、恭弥。」


「お、おう。」


初対面だが、果たしてこんな面子で大丈夫なのか?と少し不安になった。


××××


事務所のテーブルを四人で囲んで座っている。すると、おもむろにルミアが口を開いた。


「そういえば自己紹介がまだだったね。僕はルミア=ツァイス。ルミアと呼んでくれたまえ」


そう言ってルミアは無い胸を張る。


「もちろん職業は探偵だ。ただ、昔は大魔法使いとしてアリスと働いていたぞ」


すると、今度は金髪の男性が自己紹介を始める。


「僕はインスティ=ダルクです。こんな見た目ですが忍者やってます。これからよろしくお願いしますね。」


スーツ姿で忍者と名乗られてもいまいちピンと来ない。


「ところでアリス。君がここに来たのは何か依頼でもしに来たからかい?」


「まぁ、そんなところだ。」


「で、どんな内容なんだね?」


「……半年後に、世界が滅びる」


するとルミアはさぞおかしそうに笑った。


「いや、確かに信じられないだろうが…」


「くくく…違うぞ。なぁ、ダルク。僕の言っていたことはただの妄言ではなかったな。」


ダルクは少し驚いたようで、


「ええ、驚きました。アリスさんがそう言うなら間違いなさそうですね。」


「ああ。しかも、時間が…」


アリスが時間逆行について話そうとするのをルミアは遮る。


「ああ。分かった。言わなくてもいいぞ。多分僕たちは世界が滅びる瞬間から、精神だけ

がここに戻ってきたみたいだな。…くくく、面白いじゃないか」


「そういうことだ。二人の力を貸して欲しい。」


それを聞いたルミアは目を輝かせ、


「当たり前だろう?探偵は好奇心を満たすためなら労力は惜しまない。そうだろう、ダルク。」


「はい。…というか、止めてもルミアは行くよね?」


「よく分かっているじゃないか。それでは、これからは四人で行動しようじゃないか。異論はないな?アリス。それと恭弥。」


「勿論だ。」


「分かりました。」


…こうして俺たちは新たに二人の個性的な仲間を加えた。



誤字報告、アドバイス、番外編のリクエストなど、いつでも受け付けてます。


どうぞ気軽に書き込みお願いします( *`ω´)

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