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こちら、推し活部!!

作者: 朧夜翔

「ああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

「うるせぇ!!!麗華様のお声が聞こえねェだろうがああああああああ!!!!!」


冒頭で叫んでいたのは…適当にAとでも言っておこうか。

Aは推しが日に日に増えていき、最近の悩みは金欠なことだ。


「金が、金がないよおおおおお」

「へ!!俺は一途だからな!!

 浮気者のてめぇとは違って金はあるぜ!!」

「…いや、二人ともないだろ」


Aに対抗するのはB。

Bは昔から推しているキャラがおり、今までそのキャラに全てを捧げてきた。

冷静なツッコミを入れるのはC。

Cは、あまり金をかけず、自身でグッズを制作し推し事するタイプだ。

なので、二人が騒いでる間Cは気にせず一人グッズの製作に励んでいる。


「うるせぇ、C」

「口は挟むな」

「ああ゛?もうグッズ作ってやんねぇぞ?」

「「すみませんでした。」」


AとBは常にCにグッズ製作を頼みこんでいるため、Cには頭が上がらない。


「そういや、Dは?」


少し冷静になったBがCに聞く。

推し活部は、意外と人気で部員は多い。

だが、部室に来るものは少なく基本家で活動しているものの方が多い。

なので、主に来るのはA、B、C、Dの四人だ。

推し活部は、この学校に古くからある部活で、こんなにも緩くても部活として成り立っているのは、理事長と校長がオタクだからだろう。


「多分悲しんでるんじゃね?」

「あー、引退だっけ?」

「そうそう、アイツ前は結婚で休んでたから」

「大変だなあ」


BとCが他人事のように話していると、


「人の気も知らずに…。

 いいか!!アニメとかは実際にいないってわかってるから諦めがつくだろうがなぁ!!」

「はぁ?てめぇだってわかってねぇじゃねえかよ!!」

「ああ゛!?」


2次元、3次元と共に推しがいるAが怒った。

正直、オタク同士が集まるとよくあることだと思う。

特に、この部活の規則として[自身の考えははっきりと言う]というものがあるので、よく起こる出来事だ。

オタクとして自由に推し事をするためにこの規則を立てたのだろう。


「うるさいよ?」

「「すみませんでした」」


Cが微笑みながら言うと、二人はちょこんと座った。

しばらく、二人はおとなしくしていたが、新たな問題児がやってきた。


ガチャ


「ねぇえええええ、聞いてよおお」

「うおっ、どうしたE」

「歴史の担任ガチウザァい。

 私の推しについてはかるーくやるくせに、自分の推しになったら詳しくなんの!!

 アイツ私嫌いなのにぃ」


愚痴を言うのはEは、歴史オタクだ。

なんでも、歴史の先生とは趣味が合わないらしく、いつも放課後は語り合うらしい。

二人の様子を見たものの証言は、

[恐怖、あれは戦争だ]

と震えながら話していた。


「まぁ、好みは人それぞれだからな」

「けどさぁ」


未だに不貞腐れるE。

そう、好みは人それぞれなのだ。

だから、

「オタクキモー」

とか言ってる奴は、即〇刑だ。

古参?にわか?そんなのは関係ない。

好きなら好きでいいのだ。

どうしても悩んでいるというなら、ぜひ推し活部に来ないか?

きっと愉快な仲間が迎え入れてくれるだろう…。

すっごいぱっと思いついたものを書きました(;・∀・)

私の夢がギュッと詰まっています。

こんな部活、あったらいいなぁと。

みなさんも、好きなものは人それぞれなので、仲良く語り合いましょう(*´∀`*)

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