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DEAD LINE~悪魔の刻限~  作者: 深井陽介
第二章 咎人のタイムリミット
21/47

その1 待ち合わせ

お待たせしました。

第二章、はじまりはじまり。

 <1>


 相手が動き出すそのサインは、肩に現れた。今の対戦相手は、中学校から剣道を始めたばかりの初心者だ。故に、手と足を別々に動かしてしまうのだ。

 小学校から鍛錬を続けていて、学芸会でも殺陣が一番決まっているということで幾度も侍役に指名されたわたしに、初心者へ手心を加えるつもりなどなかった。わたしは相手が振りかざしてきた竹刀を軽くあしらうと、素早く相手の左の小手に打突(だとつ)を与えた。相手は危うく竹刀を落しかけたが、何とか持ちこたえた。

 横から両手を打ち鳴らす音が聞こえてきた。

「はい、そこまで。二人とも、互いに礼」

「「ありがとうございました!」」

 同時に頭を下げて礼。右小手、左小手を外したのち、紐をほどいて面を外す。秋も中頃に入って涼しくなってきたというのに、頭に巻いた手ぬぐいはぐっしょり濡れている。

 審判役を務めていた風戸先輩がわたしに言った。

「やっぱり私の見立て通り、三日のブランクの影響はほとんどなさそうね」

「完全に体に染みついていますからね」

「用事の方はもう済んだの?」

「まあ、一通り……先輩から以前、個人授業で教わった薙刀(なぎなた)の技、役に立ちました」

 風戸先輩の笑顔が固まった。

「……あれが役に立ったの? 何をしていたのよ、一体……」

「うーん……ひとことで言うなら、警察の仕事を一部体験してみた、かな」

「ああ、うん、詳しくは聞かないでおくわ」

 深く突っ込むと危険だと悟ったらしい。実際、わたしもあまり知られたくない。

 わたし、坂井もみじが所属する、四ツ橋学園中学校剣道部は、本日は試合形式の練習をしていた。どういう意図で練習メニューを組み立てているのか、まだ一部員に過ぎないわたしはよく知らない。大部分は指導長である風戸先輩が考案しているらしいが……。

「それにしても、相変わらず素早くて隙もないわね。初心者が相手だと物足りないんじゃない?」

「先輩……そういう肯定も否定も難しい問いかけはやめてくれませんか」

「こりゃ、私が一本取られる日も、そう遠くないのかな」

「よしてください。まだまだ先輩の域には達していませんから」

 笑いながら謙遜するが、内心では「そういうこともあるかも」なんて思っていた。何かと調子に乗ってしまうのは、良かれ悪しかれ、わたしの性向らしかった。

 もっとも、風戸先輩にそうした社交辞令は通用しない。

「でしょうね。この間もことごとく一本を取ろうとして外しまくっていたし」

「それは先輩が上手い位置にいつも避けるからです」

「あなたは的確に相手の隙をつくのが上手いから、一見すると実戦向きだけど、いざ本番になると抑制が利かなくなって、経験者には分かりやすい動きをするようになるのよ。初心者が相手ならそういうこともなさそうだけど……」

 風戸先輩が目を細めてさっきの対戦相手を見ると、彼女はびくっとした。いたいけな一年生を脅かすような振る舞いは……。

「とにかく、いついかなる時も平常心を保つべし、覚えておいてね。雰囲気に流されて熱くなる所は、長所であると同時に玉に(きず)でもあるのだから」

「き、肝に銘じておきます……」

 風戸先輩の言動に振り回されるのはいつもの事としておいても、何が「先輩から一本取る日もそう遠くないかも」だ、自分が恥ずかしくなってくる。幾度か竹刀を交えれば相手の姿勢や考え方も分かる、というのは先輩の弁。その業でもって先輩はわたしの性向を的確に見抜いていた。

 まだしばらく先輩に追いつく事は先になりそうだ。もっと鍛錬を重ねなければ、そう自分に言い聞かせていると、道場の入り口から声が聞こえてきた。

「おおっ、さすがに湿気がすごいな。外とは大違いだ」

 即座に反応して振り向くわたし。思った通り、入り口に功輔が立っていた。胴と垂を身に付けたまま大股で歩み寄っていく。

「功輔、なんでここにいるのよ?」

「いや、お前が部活で何やっているのか不意に気になって……」

「サッカー部は? 因縁の試合が近いんでしょ」

「きのう丸一日かけて練習したから、今日はお休みだ。本番に向けてコンディションを整えておきたいからな」

「自分の考えみたいに言うけど、どうせキャプテンからそうするよう言われたんでしょ」

「……まあな」

 図星を突かれて機嫌を損ねるか。功輔のいやに子供じみた態度は見慣れていた。

「坂井さん……?」

 風戸先輩がこちらの様子を気にして近づいて来た。とっさに笑顔を向ける。

「すみませんねぇ、先輩。すぐに蹴り出しますので」

「おい。邪険に扱うにも程があるだろ。そんなに俺は邪魔な存在か」

「神聖な道場に泥だらけのサッカー小僧はお呼びじゃありません」

 わたしは功輔の背中を押して追い出そうとした。功輔の存在がどうかといえば、人畜無害という以外にない。それでも知り合いにじろじろ見られながら練習して、集中力が掻き乱される可能性を残すよりは、大人しく退散してもらえた方がいいのだ。

 すると、風戸先輩が何か考える素振りを見せた後に、わたしに言った。

「……彼氏?」

「えっ?」ずいぶん大袈裟に反応する功輔。

「違いますけど? こいつはただの幼馴染みです。ほら、さっさと出る」

 わたしはなおも功輔を追い出そうと背中を押す。

「そうそう、他の奴らは先に帰っちまったから、一緒に帰らねぇか?」

「途中までならいいけど? 今日はこの後、少し用事あるし」

「用事って何だよ?」

「あんたには関係ないでしょ。あ、すみません」わたしは振り向いた。「わたし、このまま先に帰っていいですか?」

「え?」風戸先輩はなぜかぼうっとしていた。「あ、ええ、構わないわよ。どうせそろそろ終わらせようと思っていたところだし」

「そうですか。ではお先に失礼します」

 功輔を道場の外に出した後、わたしは更衣室に寄って制服に着替えて、竹刀と防具を持って外に出た。ちなみにこれはわたしの私物である。

「幼馴染みの……男の子……」

 取り残された風戸先輩は、そう呟いた後、なぜか一人残って巻き(わら)を竹刀で叩きまくっていた。その姿は荒れているようにしか見えなかったと、後輩たちはこぼしていた。

 帰り道、わたしは功輔に昨日までの事件の顛末(てんまつ)を語った。功輔は、少なくとも二年D組の他の男子よりは、確実に口が堅い。今回の話は事情が事情だから、誰に打ち明けるにしてもあまり広まらないようにしたいのだ。

 広めたくないなら話さなければいいのだけど、複雑な事情を知るよりも前に色々情報を与えてしまった相手に、結果を何も話さないというのも薄情な気がしたのだ。功輔との付き合いは割に淡白なものだけど、幼馴染みという関係性の宿命なのか、やはりそこまで冷たい扱いはできない。功輔が気にするかどうかは知らないが。

「うーん……」功輔は頭の後ろで手を組んだ。「とんでもないことを考える奴がいたものだな。血の繋がらない子を思う親の気持ちを揺さぶって、自作自演の誘拐を教唆して、最終的には全てがその親の仕業だと錯覚させる。その事で親御さんを脅迫する計画が頓挫しそうだと見るや、迷わず身代金の要求に切り替え、そしてその子の命が自然と尽きるのを待って証人を消そうとした……何とも冷酷で狡猾なやり口だな」

「うん……わたし、今でも犯人への憤りが治まらない」

「お前たちもよく、そんな奴を相手に戦いを挑んだものだな」

「警察がまんまと犯人の罠にかかっていたものだから、みかんを助け出すためにはそうするしかなかったのよ。まあ、美衣はこうなる可能性も予想して、キキにあんな物を渡したんだろうけど」

「刺激物入り蛍光ペイント弾と、それを発射するために水鉄砲を改造したエアソフトガンって……その美衣って人も何者だよ」

「まあ、取扱い要注意のスーパーガールかな」

「スーパーガールはお前も同じだろ。拳銃持った男五人を相手に手ぶらで挑むとか、それこそ正気の沙汰じゃねぇ」

 うぅむ……難しいものだな。わたしはこれでも普段の生活では普通の女子中学生でいるつもりだけど、ことこうした“戦い”に直面すると普通でなくなる。もっとも、今後そのような事態は滅多に起こらないだろうが。

「とはいえ、一番のスーパーガールはやっぱり、そのキキって人だな。その人が見つけた手掛かりの一つでも欠けていたら、誰も真相は見破れなかっただろう? 俺も、キキって人が見つけた手掛かりだけで、何とかそれっぽい推理ができた程度だし……」

「確かに、警察が掴んでいなかった情報もたくさんあったから、警察に任せていたら本当に犯人の思惑通りになった可能性があるよね。キキが、みかんのお父さんの発言のおかしさにいち早く気づいたから、それ以降の調査でもピンポイントで手掛かりを引き出す事ができたんだろうね」

 そう考えると、キキはたった一言の矛盾から推理し、調査の道筋を絞り込んだことになる。いや、絞り込むどころか早い段階で一本に決めていた。全てはキキの、天性の閃きの(たまもの)といえよう。

「キキさんって何者だ? 犯人の企みをことごとく見破ったうえ、実行犯全員を逮捕に至らしめるなんて……どう捉えても普通の中学生じゃないだろ。成績もものすごく良かったりするのか?」

「いや? キキの成績は平均よりちょっと上下する程度だよ。簡単な問題で凡ミスを連発することもあれば、難問をあっさり解いて得点を稼ぐこともあって、とにかく正誤のばらつき方が激し過ぎるという印象かな」

「……これって、いわゆる天才肌なのか? ある特定の分野では突出した才能を発揮するけど、それ以外はまるで駄目って……」

 功輔がそんなふうに評価したくなるのも分かるけど、わたしから言わせれば単なる天然だ。推理と閃きに長けた天才か、はたまたネジが何本も抜けたドジっ子か。わたしなら迷わず後者を選ぶだろう。

 確かにわたしは、キキの推理能力を誰よりも認めているつもりだけど、それがキキという人間の本質だとはどうしても思えないのだ。キキはとにかく純粋で、根拠なく人を疑うということを絶対にしない。それは裏を返せば、人の本質を見抜く力が備わっているとも言えるのだ。驚異的な推理力は、その延長線上にあるとも言える。

 そう。キキの力を裏付けているのは、あらゆる人を虜にするその純粋さにあるのだ。その事をキキが自覚しているかどうかは知らないけど……いや、多分自覚していない。キキは自分の事に関しては結構鈍い方だ。

「まあ、天然で呆れてしまう所もあるけど、謎を解かせれば天下一品だからね。あれでも頼りになるのよ」

「以前にお前が言っていたこと、何となくその意味が分かったよ。それにしても、お前がそこまでキキさんの推理力を信頼しているって事は、今までも推理をする機会はあったんだよな?」

「まあね。ほら、春にあったラブレター事件。あれを解決してくれたのもキキだよ。それ以外にも、失くしものを一発で見つけたり、校舎に落書きした奴を捕まえたり、あと、万引きの冤罪を晴らした上に犯人を見つけたなんて事もある」

「完全に漫画の名探偵だな……でも、さすがに今回みたいに、人が殺されたりして警察が出てくるような事件を推理したなんて事はないだろ?」

「うん、それはさすがに……」

 言葉が途切れる。キキと過ごした日々を思い起こし、そんな確実に記憶に残っているはずの出来事はないと確信するところなのに、なぜか妙に引っ掛かる。

 それに……確かに今までもキキが推理する機会はあったけど、その際に見せた推理のスタイルが、今回のそれとはどこか違っている気がした。具体的にそれが何なのかは分からないが、とにかく今までに見てきたものとは違っているのだ。

 ……これも初めてではない気がする。起こりうるはずのない既視感に、わたしはなぜか不快感を覚えた。キキとの思い出に欠落がある事が、そんなに嫌なのか。

「おい、どうした?」

 功輔がわたしの顔を覗き込んで言った。キキほどに接近してはいない。

「ううん、何でもない」わたしはかぶりを振った。「それより、わたしは今日こっちに行くから、一緒に歩くのはここまでね」

 十字路に差し掛かったところで、わたしは左の道を指差した。ここを直進すればわたしや功輔の家がある地区に至る。

「また学外の友人たちと会うのか?」

「まあね。みかんの事件はなんとか決着ついたけど、別の案件を抱え込んじゃって」

「大会が終わった後でよかったな。ていうか、また事件に首を突っ込むのか?」

「うーん……まあ、ありていに言えば」

 ごまかし方が分からなかった。功輔の指摘はこの上なく正しかった。

 功輔は大仰にため息をつくと、諭すような口調で言った。

「あまり無茶はするなよ。いくらお前の身体能力が底なしでも、それでいつも何とかなるとは限らないんだからな」

「言われなくても分かってるよ。でも」わたしは胸を張ってみせた。「わたしがいなければどうにもならないのは事実だからね。何しろ我らがキキは、普通に走れば四十メートルでダウンするような奴だからね。わたしがしっかり支えてやらないと」

「友達っていうより夫婦みたいだな。つか、四十メートルが限界って、幼稚園児じゃあるまいし」

 付け加えて言うなら、その記録は去年のものだ。今はもう少し伸びているはず。それでも六十メートルがせいぜいだろうか。本当に世話の焼ける奴である。夫婦みたいと言われるほどではないと思うが……。

「お前がそこまで言うなら止めはしないけど、心配する側の身にもなってくれよ」

「功輔は人の心配をする前に試合の行方を心配するべきじゃない?」

「万全の態勢で臨んでやるから。んじゃ、頑張って来いよ。そのうちまたお前の家でご飯をごちそうになろうかな。じゃあな」

 軽く手を振って歩き出す功輔。わたしもつられて手を振る。

「じゃあね……って、なんでわたしの家でご飯?」


 わたしが向かったのは、あさひの自宅の隣にある喫茶店『フェリチタ』である。

 横文字でカフェと呼んで気取っていいくらいの、雰囲気のいいお店だ。喫茶店という扱いではあるが、なかなか美味な料理が多く揃っていて、それらは全て女性店長による手作りなのだそうだ。わたしやキキはごくたまにしか来ないが、隣人のあさひは常連客で、店長から色々サービスしてもらっているらしい。ちなみに、表参道にある同名のイタリア料理店とは特に関係はない。

 ドアベルを鳴らしながら店内に入ると、奥の四人掛けのテーブルから声がした。

「あ、もっちゃん、こっちだよー」

 笑顔で手を振り、大声でわたしを呼ぶキキがいる。わたしは一度ため息をつき、荷物を床に置くと、携帯を取り出してキキの顔面めがけて投擲(とうてき)を試みた。

 見事に命中。キキは後方に倒れてテーブルに衝突した。

「ナイスコントロール、もみじ。そして相変わらず面白いコンビ」

 あさひは冷笑を浮かべて拍手する。笑わせているつもりは一切ないのですが。

 床に置いた荷物を持って、二人のいるテーブルに向かう。キキとあさひは学校指定のカバンだけだからいいが、わたしは竹刀と防具まで持っている。なかなかの大荷物。

「いったいなぁ。何するんだよ、もっちゃん」

 キキは鼻をさすりながら、懲りずにまたその呼び名を使った。

「もっちゃんと呼ぶな。何度言ったら分かる」

「だってこっちの方が可愛いから」

 背中が粟立つ。「可愛いとかそういうのマジやめて。他の女子ならともかく、わたしがそう言われるとなんか気味悪い」

「自分の事だろうが……」

 呆れ果てるあさひ。言っておくが、剣道にのめり込むと決めた時点で、わたしは女子としての魅力を追求する事はやめたのだ。今の自分を百八十度変えてしまうような事態は、すでに体が拒絶してしまうようになっている。

 ところで、何の気なしにわたしはキキの隣に座ったが、そのわたしの目の前で、ハーブティー入りのカップがテーブルに置かれていた。

「これは?」

晴美(はるみ)さんが淹れてくれたカモミールティー。疲労回復に効果があるということで、もみじが来店するタイミングを計ったように持って来たの」

 わたしは、カウンターの向こうでコーヒーをカップに注いでいる店主の晴美さんに顔を向けた。視線に気づいた晴美さんは、にっこりと笑って手を振った。わたしも反射的に手を振る。とっさに笑顔は出せなかったけど。

 ここ『フェリチタ』に足を運ぶ客は、大部分が晴美さん目当てで来る男性である。柔らかい物腰の美人で、本人いわく独身だそうだから、佇んでいるだけで相当な集客力を持っているといえよう。彼女自身にその自覚は薄いようだが。

 わたしはカモミールティーを口に含んだ。実をいうと猫舌気味なので、少し時間を置いた程度がわたしにはちょうどいい。

 あー……心が静まるようだ。優しい味わいと香りに満たされ、部活とコントの疲れも癒えていく。カモミールは風邪の予防にも効果があるそうだから、気温の変動が激しくなるこの時期にはお(あつら)え向きの一品だ。

「それにしてももみじ、ちょっと到着が遅れたんじゃない? 待ち合わせ時間を設定していたわけじゃないけど」

「うん……同じクラスの奴と途中まで一緒だったから」

「なにぃ! 男か? 男と一緒だったのか?」

 なぜキキが過剰に反応するのだ。というか顔を近づけすぎだ。

「男だけど、家が近所の幼馴染みだよ。それ以上でも以下でもないし」

 わたしはまたカモミールティーを一口飲んだ。

「うーん……その様子だと恋人ってわけではなさそうだね」

「当たり前でしょ。幼馴染みが恋人関係になるフラグだなんて、漫画の中だけの話よ」

「盛り上がってるところ悪いけど、落ち着いたら話を始めようか?」

 あさひが言う。わたしはすでにハーブティーが覿面(てきめん)に効いて落ち着いている。やかましいのはキキ一人だけだ。

「んじゃ、早速これを見てくれるかな」

 そう言ってあさひは、テーブルの上にコピー用紙の束をどんと置いた。

「図書館で入手した新聞のコピーと、ネットで拾った雑誌の記事のコピー。全て、十四年前に起きた、さそりのお父さんの事件に関するものだよ」

 わたしはごくりと固唾(かたず)を呑んだ。

 そう、今日ここに集まった目的は、この事件を調べることである。

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