番外編 : セイン様の華麗なる一日と心理テスト
これは、四人が冒険を始める少し前のお話。
「...ここがニスリル国か...」
朝日が昇った頃、セインはニスリル国に辿り着いた。
彼の主人である魔王様が、近々この国のお姫様をさらうつもりらしい。
ーーーが、相変わらずのノープランであった。
しかし、そういうところを補佐するのが部下であるセインの役目。
とりあえずセインは旅の者と偽って、魔王様に代わってこの国に視察に来たのだ。
『特に珍しいものもないけど...空気も美味しいし、活気に溢れてていい国だな...ん?』
近くで、何かが激しく音を立てて割れる音が聞こえた。
音のした方へ行ってみると、セインと同じ年頃の少年が、大量の瓦を拳と蹴りで砕いていた。
『へえ、ファイターか...こんな朝から鍛錬してるなんて熱心なんだな...ーーー...ふっ、からかってやりたくなるね。』
Q1. そうしてセインはストイックなファイターさんをからかってやることにしました。さて、セインは何をした?
A.その辺に落ちてたバナナの皮を投 げてこけさせた。
B.油を塗った瓦を紛れ込ませて蹴る殴るをする時に滑るようにする。
C.『割らないで〜!』と瓦の妖精さんを演じ、動揺させた。
D.ニワトリを三匹連れてきて鳴かせ、集中できないようにさせた。
「はは...まさかファイターさんのあんな顔が見られるなんてね...」
上機嫌なままセインは適当な店に入り、朝食を取ることにした。
小さな喫茶店だったが、ある程度席は埋まっていて、お客さんで賑わっていた。
「ねえ、見て見てシャロン!この本借りてきたの!」
「わあっ...‘心理テストの極み本’だあ!私、やってみたかったんだあ」
「そうなの?じゃあ早速やってみましょう!」
『へえ、心理テスト...女の子って好きだよな...』
セインはコーヒーを飲みながら、後ろのテーブルでしゃべっている魔法使いと弓使いの少女達の会話に耳を傾けていた。
「じゃあねー、‘貴方は学校の屋上で、ある人達を待っています。さて、どんな人達を待っているんでしょう?(Q2)」
A.校長先生と担任の先生
B.一年に一回くらいしか会わないし、会っても全然しゃべらない親戚
C.売れないバンドグループ
D.自殺志願者
『何か、すごい選択肢だな...学校だから普通に考えたらAなのかな?でも、屋上だからDもあるかも。いや、でも自殺志願者を待つって何なんだ?結局どれもーーーーー』
「わあ!ユーリン、私当たってるかも!」
「えー!?そうなのー!?そんな風に見えな〜い!!」
『あ...答え聞きそびれた...』
答えを聞き逃してしまい、セインは少しだけ答えが気になって悶々としてしまった。
「じゃあ次はこれね!」
『この心理テストは、ちょっとちゃんとやってみようかな...』
「今、貴方の目の前にはリモコン・水筒・鏡・ティッシュがあります。貴方はどれを手に取りますか?
Aリモコン、B水筒、C鏡、Dティッシュ」
「うーん、どれだろぉ〜?」
『A...か...な?』
セインの頭の中での自分は迷わずリモコンを手に取ったようだ。
「実はこれはねーーーーー」
Q3. リモコンを選んだセインは‘あるもの’が0%であるという結果だった。‘あるもの’とは??
A.乙女心に対する理解度
B.亭主関白になる確率
C.異性へのプレゼント選びのセンス度
D.恋多き人生になる確率
『...まあ...たかが心理テストだし...さて。とりあえず城を見に行くか...』
セインは喫茶店を後にして、お姫様がいるであろうお城へ向かうことにした。
しかし、お城自体は見えているものの、城への道のりはなかなか複雑であり、自力でたどり着くのは困難であった。
『なるべく住人との会話は避けたいが...仕方ない。』
セインは向かい側から歩いてきた、腰に剣を携えた剣士の少年に声をかけた。
「すいません。旅の者なんですが、道に迷ってしまって...お城の近くまで行きたいんですけど...」
「あれ、そうなんですか!うわっすごい!!奇遇っすね旅人さん!!
実は俺も迷子なんですよ!!」
「...え?えっと...この国の方ですよね...??」
「はい!!生まれも育ちもニスリル国の天才剣士!!その名もアーー」
「何でそんな長い間住んでて迷子になるんですか??」
Q4.剣士さんが迷子になった理由は?
A.リフォームして外装が変わりすぎて自分の家が分からなくなった
B.ファイターである友人のツッコミが脳天を直撃して脳が錯乱している
C.魔法使いの子を怒らせてしまい、混乱魔法をらかけられた
D.弓使いの子と図書館なんて慣れない所に行った
「そうですか...大変でしたね...」
「だろ?分かってくれてありがとな、旅人さん。」
セインと剣士は、とりあえず城が見える方に向かって歩いていた。
その間、二人はたわいのない話をして親交を深めた。
「旅人さん、本当にいい人だなあ。あ、そうだ、これやるよ!食べて!」
Q5. そう言って、剣士がポケットから出したものは?
A.スルメ
B.生ハム
C.フランスパン
D.チョッパチャチャップス
「あ、...ありがとう...」
セインは若干引き気味ながらも、剣士が差し出した食品を受け取った。
「あ、これもあげるわ」
「いや、いりません」
「ありゃ、そう?」
Q6. セインが即拒否した、剣士の反対側のポケットから出てきたものとは?
A.星形のサングラス
B.ヘビのぬけがら
C.フタのない水のり
D.安産のお守り
セインは剣士の破天荒ぶりに多少振り回されながらも、二人は徐々に城へと近付いていた。
しばらく歩いていくと、突然剣士は声を上げた。
「あっ!あれ俺ん家だ!!」
剣士は前方の赤い屋根の家を指差した。
「よかったですね。お家が見つかって。」
「うん!ありがとう、旅人さん!あ、次はここを右に曲がるんだ!!そしたらお城の正門に着くから!」
「はい、ありがとうございます。
じゃあ、僕は行きますね。」
「気を付けてなー!!」
セインは剣士に別れを告げ、その場を去った。
「...なるほどな...」
近くで見ると、かなりの大きい城で、この国の豊かさを象徴しているようであった。
ふと、人の気配を近くに感じ、セインは建物の影に隠れた。
「なあ、知ってるか?今回の剣術大会もアーサー君が優勝したらしいぜ。」
「えー!?またかよ!?これで三連覇じゃん!クラウド君もキングオブファイターで優勝したしなー」
「全く、世の中不公平だぜ。弓部門と 魔法部門の大会もシャロンちゃんとユーリンちゃんが総なめしてるらしいぜ」
「クゥ〜、才色兼備だよなあ。どっちかと付き合えねーかなー」
「はは、お前みたいなの、無理に決まってるだろ」
「えー、でもよお...ーーーーー」
二人の少年は、セインの気配に気付くことなく、彼の横を通り過ぎ、遠ざかって行った。
『剣術大会三連覇か...会ってみたいもんだな..』
セインは一瞬不敵な笑みを浮かべ、ニスリル国の城を後にした。
【結果発表】
Q1.これは貴方の計算高さが分かります。
A計算高さ30%
計算はするけど詰めが甘い。
そんなんじゃすぐに見抜かれますよ
B計算高さ70%
本気を出せばエリート街道まっしぐらだぜ!!
C計算高さ10%
ビッグになるとか馬鹿なこと考えるのはおやめなさい。
D計算高さ100%
あなたの手にかかれば世界も君の手の上に☆
Q2.これはあなたが描く自分自身の理想像がわかります。
A陰口とか言われても全く気にしない我が道を行くマイペース、悪く言えばKYキャラ。
Bにらんだりガン飛ばすだけで相手がお金渡してくるような強面最強野郎。
C一生中二病患って生きていきたい
Dもうとにかく何でもいいから笑顔で布団の上で死にたい
Q3.これはあなたがどれくらい恋愛中心の人生を歩んでいくかが分かります。
A恋愛中心度50%
ちなみにあとの半分はお金です。
B恋愛中心度80%
非常に危険です。お寺に修行に行って欲を捨てればまだ間に合います。
C恋愛中心度5%
一人でもあなたは十分生きていけます。頑張ってください。
D恋愛中心度100%
恋に溺れて異性なしでは生きていけないでしょう。
Q4.これはあなたが何のせいで人生破滅するかがわかります。
A不規則な私生活
何かの生活習慣病でたぶん死ぬでしょう
B結婚
一生独り身の方が安全ですね。一人が嫌ならペット飼って下さい。
C元カレor元カノ
他人の恨みを買うようなことはやめましょう。清いおつき合いと別れを心がけて。
Dギャンブル
お金も時間も人望も失うという破滅の王道人生を歩みます。
Q5.これはあなたが大人になった時、どのくらい周りに尊敬されるかがわかります。
A尊敬される度95%
頼れる上司となり、出世間違いなし、やったね☆
B尊敬される度40%
嫌われはしませんが、尊敬もされません。
C尊敬される度70%
部下からは尊敬されますが、上司からは嫌われます。
D尊敬される度0%
あなたはこき使われて見下される方がお似合いです。
Q6.これはあなたの可愛げの度合いがわかります。
Aかわいげ80%
お茶目さ全開で異性もたくさん寄ってきます、おめでとう。
Bかわいげ50%
かわいいというより幼くてバカみたいですよ。
Cかわいげ100%
しっかりしてそうで意外と抜けてるっていう天然ギャップ萌えがキャワいい。
Dかわいげ10%
確実に重い女(男)となるでしょう。もっとラフに生きてください
こんにちはー、由豆流です。
このお話は元々本編を書いてたノートの余りにちゃっと付け足した番外編です。
割と気に入ってるので載せてしまいました。
ちなみに心理テストは全部私が適当に考えたものなので、結果は全く気にしないでくださいね〜




