僕らの出会い
初の小説で、いろいろと言葉の誤りがあるかもしれません。
ただでさえ私はまだ中学一年…。
作文を書いたりするのが好きなので
今回筆を執らせていただきました。
是非読んで、感想などを聞かせていただけると
とても嬉しいです。
私の小説で幸せになる人がいたらいいと思っています。
春が来れば桜が咲いて
夏になれば思い出を作って
秋が来れば君と出会って
冬が来れば君が笑って
春が来れば君は去ってゆく――――――
これは僕らの過ごした奇跡の物語
* * * *
1、――僕らの出会い――
「おはよー。」
今日から俺、佐藤 祐介 は第一希望だった『桜唄高校』に通い始める。
理由は…名前が気に入ったからかな、うん。
今日は大事な一歩になる。入学式が行われる場所へ向かっているとき、
それにしても――――と、俺は思うのだった。
(桜が綺麗な高校だなぁ…。あ、だから桜唄高校なのか?なるほど。)
そんなことを考えながら桜を眺めていると、ふと俺の目に一人の少女が
映った。大きな桜の木の下で、どこか悲しげな目で遠くを眺めている。
何しているの?と声をかけようとした時だった
『キーンコーンカーンコーン』
「やべっ!もう始まっちゃうじゃん!。」
チャイムの音を聞き、俺は急いで入学式の場所へと向かった。
無事入学式も終わり、新しいクラスの席に座っていた俺は、あることに気づいた。
隣の女子が――――いない。なんか、こう…寂しいよね。
その時、担任であろう、てゆうか担任が入ってきた。
その横には小柄な少女―――。高く結び上げられたポニーテルに大きい目、しかし
その目にはココロが感じられなかった。どこか遠いものを見るような―――。
(あっ!あの子確か朝の…?)
「はい、みなさん初めまして。今日からこの1年2組の担任になります、
本居 優木 といいます。よろしくな。」
見た感じ二十五歳から三十五歳くらいだろうか。
「いきなりだが、転入生だ。こっちの環境には来たばかりで慣れていない。
みんな仲良くしてやってくれ。じゃあ自己紹介を。」
そう本居が言うと、その少女は前に出て自己紹介を始めた。
「…初めまして、真城 彩 といいます。趣味は音楽で、好きなものは…桜です。」
自己紹介が終わると、その子は俺の隣だったらしく、俺の横に座った。
(うん…。気まずい、なんか話さなきゃいけないのか?…よし!声をかけよう。)
「真城さん、初めまして。俺、佐藤 祐介 って言います。」
真城さんはしばらく俺の顔をじっと見てから
「…初めてじゃない。」
「え?」
そう言うと真城さんは席を立ってどこかへ行ってしまった。
俺の頭の中には彼女の言葉が残る…。
『はじめてじゃない』
どういう意味なのか、俺はこの時はまだ何も知らなかった――――。