表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
短文集  作者: 佐伯加賀夫
9/13

009話

※注意事項


本作はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。



スターリングラードの雪道。捕虜が収容所まで徒歩で移動する。落伍した兵は倒れ、見捨てられる。そして、その兵の上に雪が静かに降り積もっていく。雪の下で、彼の名も、声も、やがて冬の風に溶けて消える。



灰色の滑走路に、ジェット機が一機。冷たい風が吹く。次の瞬間、ジェットエンジンが始動する。ジェットの咆哮が、静寂を裂く。加速して、光の如く滑走路を走る。機首がふわりと浮く。段々と機体が浮いていく。後ろを振り返らず、ただ前に進むドイツ産シュトゥルムフォーゲル。



太平洋のどこかの島。一機の航空機が眠る。潮風が錆びた機体を撫でる。翼は折れ、プロペラは砂に埋まる。もう飛ぶことのない鉄の鳥。潮の満ち引きで、時折、機首が顔を出す。その度に、海鳥たちが羽を休める。戦争の残響を、彼らは……知らない。



ここはこうした方がいいなどのアドバイス、誤字脱字があればぜひ感想欄に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ