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短文集  作者: 佐伯加賀夫
3/13

003話

※注意事項


本作はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。



永遠と続く丘陵の一角に一門の対戦車砲が隠れる。将校は双眼鏡で遠くを眺め、兵士は砲弾を抱えながら敵が来るのを待つ。長い砲身は黙って前を見る。重い沈黙の中、風が吹く。草は揺れるも、兵は微動だにせず。



時間は深夜。空はプロペラを回す数十機の爆撃機が占領する。探照灯が空に向けられて、数多の光の柱ができる。爆撃機は、夜景を放つ街を前に爆弾倉を開ける。警報の中、避難する市民に向けて。



息を引き取った歩兵の体が転がる荒れ果てた大地。常に銃声が聞こえる環境。その上を複葉機が飛び回る。空でも絶え間なく聞こえる。大地でも、空でも。耳に焼きつくような音が。



ここはこうした方がいいなどのアドバイス、誤字脱字があればぜひ感想欄に。

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