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夢の記録  作者: 詞悠
1人目
1/11

5ヶ月

 目が覚めると曖昧にぼやけてしまったり、忘れてしまう夢。

でも、目が醒めたあともいつまでも忘れられない夢もある。

 これはそんな夢の記録





 キッチンのシンクの前に立ち、家事をしている私のところへ、夫の母が小さな子の手を引き、上から降りて来た。


「ずっと、預かっていたの。」

 

 夫の母はそう言うと、小さな子を私のそばに置いて、どこかへ行ってしまった。


(誰の子だろう)

 

 私の側に立つ子を見ながら思う。身長は私の腰ぐらい。3~4才ぐらいだろうか。ニコニコと機嫌良さそうにしているのは分かるのに、その子の性別も顔立ちもはっきりとはしない。


(夫の兄弟には誰にも子供はいなかったはず…。聞いてないけど、夫の姉に子供が出来たのかな?)

 

 考えても分からない事をつらつらと考えながら、小さな子を見つめる。その子と私とただ黙って、ニコニコしながら見つめ合い、穏やかな空気がながれ、とても暖かな気持ちに満たされる。



 目が覚めて



(ああ、私の子か)



 と妙に納得し、まだ膨らみの目立たない自分のお腹に手を当てる。暖かな気持ちはまだ続いていた。


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