-神託-
こんにちは~です。
久しぶりの新作?ですかね。
面白いかどうかはともかくとして、趣味で書いてるだけに小説まとまらないですわ~けしからん私です
――主に神託を与える――
――主を含め、この世界に6名の「先帝者」が"今"生まれた――
――「先帝者」は、この世界の王となる――
――「先帝者」の中でたった"一人"だけが――
――王としてこの世界の命運を決めることが出来る――
――その者たちの名を言おう――
――主ヴァイロン・ヴァレンタイン――
――グリーヴ・エスカノール――
――ナベリウム・カルタゴ――
――ソロモン――
――アスカ・メリ――
――リッチ・オベール――
――彼らに、この世界を渡したくなければ――
――主がたった一人の「先帝者」に・・・――
「夢――か……?」
この者は、ヴァイロン・ヴァレンタイン 二つ名を 「永遠支配者」
アレフ大陸を支配する 帝国――ガルドの絶対君主皇帝であり、建国者である。
永遠支配者と呼ばれているのは、ガルドが建国されてから約1300年の間常に皇帝として即位されているからである。
そう――ヴァイロンは、不老なのである。
先帝者だと? ふざけた事を言う神がいたものだな――
だが、面白いことでもある
この世界を統べるには、好都合だな……先帝者だったか?
この私が、他の五名を殺せば――いや、邪推だな。
まず、神という存在が疑わしいわ。
神を認めずに生きてきた私が、民が、国が――神託なるものに従うなど――甚だしいことだ。
≪先帝者眼≫ がコードに追加されました
――!?
そうか、そうであったか……紛い物と思うていたが――少し違ったか。
コード≪先帝者眼≫ ……どうやら、神に近しい存在はいるようだな。
私のコードが……生涯増えぬと思うていたが、まさか増えるとはな。
―――――――
コード一覧
・≪不老≫
・≪先帝者眼≫
―――――――
≪先帝者眼≫……、どうやらこれは他の先帝者の位置が分かるようだな……
この、コードというものがどんな物なのか考えたことも無かったが――少し探るか……
――幸せのために
――あなたが出来ることを
――しなさい
――そして……
ふと、頭には古い記憶が蘇る。
これは、一体?いつの、記憶だろうか……
私が記憶していない、知らない……思い出――これも、神に近しい者の力だろうか?
全く、ムカつく存在だよ。
そして、ヴァイロンは思う。
神と自らを呼ぶこの存在を――『殺す』と
*
一日経ったが、コードがどういったものなのか分からないままか……
――?
≪先帝者眼≫に動きがあったか……
これは、グリーヴか?
英雄、いや英雄王と呼ぶべきか。 先帝者に、選ばれたことは知っているはず。
なのに、こんなにも大きく動くとはな……
このコードを持っていることを知っているのなら下手には動くべきでは――
まさか、コードが違うのか?
先帝者が、獲得するコードは一人一人違うということだろうか……
この仮説が正しければ、理解できる。
なるほど、な。
警戒は大事だと思っていたが、これは――難しいことになりそうだな。