第1話
初心者なので誤字脱字いろいろあるかもしれませんが、読んでくれれば嬉しいです。
私、村上和葉は、高校3年生。どんな事態が起きても冷静でいることがモットーだ。だから、空中にプレートが浮かんでも冷静でいられるように務めた。いや、冷静でいられるようになってしまった。もっと衝撃的なことがあったから、もうこんなことでは動じなくなってしまったのだ。
あなたは、もう死んでいます。これから30分後に異世界へ転生することになります。それまでに種族、スキル、容姿、固有能力を決めてください。スキルは、7個、固有能力は4個選んでください。なお、30分経つと決めていなくても強制的に転移します。その場合記入されていない部分はランダムで決まるのでご注意ください。
その下には、
〖種族〗
人間
獣人
妖精
鬼人
魔人
魔獣
〖スキル〗
炎創成
水創成
土創成
風創成
雷創成
光創成
闇創成
氷創成
人化(魔獣専用)
鑑定
アイテムボックス
隠密
時空創成
幻影創成
索敵
直感
etc…
〖固有能力〗
魔力無限
全属性
魔剣召喚
超再生
etc…
と、そのプレートには書いてあった。
試しにプレートを掴むように手を伸ばすと、手は、通り抜けてしまう。が、その時に触ってしまったのか、「種族魔獣を選択しました」とプレートに書いてあり、その下には、魔狼→フェンリル、魔狐→九尾、魔鳥→フェニックス、魔猫→ベヒーモス、魔トカゲ→ドラゴン
と書いてあった。
恐らく左側が初期の状態で、右側が、最終進化系だろうと推測する。この中からひとつ選べということだろう。
……はぁ
全くもって意味がわからない。
これは幻覚か?
たが、異世界転生を幻覚に見るほど私は望んでいないはずだ。
だが、私はたしかに死んでいた。
あのクソ男に確かに殺されていた。
そもそも、異世界転生系の本は友達に進められたものを気まぐれに読む程度しかしていない。
もしかしたら心の奥底で考えていたということも有り得るが、幻覚という可能性は少ないだろう。となると、これは現実だと認めるしかない。
なぜ私が選ばれたんだ?
このプレートはどうなっている?
この自称神は私に危害を加えないと言えるのか?
魔トカゲって無理矢理感半端なくないか?
……はぁぁ
全くわからない。私は、考えることを諦めて、種族を決めることにした。僅かな知識から、魔獣が討伐対象だということはなんとなく分かる。だとしたら、魔獣を選ぶのは得策とは言えないだろう。
画面から、戻るボタンを探す。
……ないっ!?
慌ててスワイプしたり、長押ししたりしてみる。たが、一向に元の画面に戻ることが出来ない。
……はぁぁ
本日3度目のため息が出た。
諦めて、スキルなどを決めていく。今回は、紙に書いて整理しながら考えていく。炎創成などの、創成とついているものはイメージ次第でどんな形にも、強さにもなるらしい。説明が書いてあった。その説明の情報を頼りに、
慎重に考えていたら、15分もかかってしまった。
そのあとも、慎重に考えて何とか30分以内に全てを埋めることが出来た。
そして、30分経ったのか私の体は光に包まれる。目を開けるとモフモフな毛が視界いっぱいに広がった。