第二弾が脳内を(7/11)
僕は今、人質をとっている。
此処の刑務官どもだ。
同士の奴らは逃がしてあげた。逃げない奴もいたが。
どうせこのままだったらコロされるんだ。
やる事をやってやるよ。
人質どもは完全に怯んでる。最初数人見せしめにしたのが相当効いているようだ。
今まで僕を此処に閉じ込めてヘラヘラしてたお前らになんか何の躊躇いもない。
立場が逆転するとこうも混乱するものか。
落ち着かなければ。失敗は許されない。
人質どもが命乞いをしてきた。
僕の罪を帳消しにする上に一生生きていける分のお金もくれると言う。
そこまでしてでも自分らは生きていたいのか。
僕のことをコロそうとしていたくせに。
都合の良い奴らだな。
悪くない条件だったが僕は蹴った。
そして生きていたい人質どもを一人一人コロしていった。
そして脱獄した。
さて、これからどうしようかな。
気付いたら僕はいつもの3畳の部屋でしっかりと内職をこなしていた。
また妄想がこの世に留まらず逝ってた様だ。
そいえば今日は何時間経ったかな。
いやまだ何十分か。