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存在証明  作者: 和泉ふみん
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はじめに

私は自分が世界の一部になることが怖い。

人類の歴史の中で、後生に名が残るのなんか一握り。今、世界には77億人ぐらい人間がいるらしい。

その一人一人にだって名前はあるし、それぞれに違った人生はあるはずなのに、私は大体の人間を知らないし、大体の人間に知られていない。

有名になりたいかっていうとそうじゃない。そもそも私はいわゆる芸能人みたいなカッコ良さとか何か一芸を持った人間じゃない。漫画だったら名字の設定もないくらいのモブだ。

それでも、モブにだって誰かには覚えていてほしいもんだ。主人公とヒロインを支えるばっかりがモブじゃないんだ。モブの世界だったらモブが主人公なんだ。

私は幸いにもこの時代に生まれて、何かを残すぐらいには環境が整ってた。インターネットというかこのサイトが閉鎖しないうちは、私が死んでも私の文章というデータは残る。時代が時代なら、本や絵が紛失したら終わりだった訳だから、相当ラッキーと思う。

それで何が言いたいかって、別にこれというものはない。さっき書いたけど私は一芸は何もない。でも、私が他人と違うと言える部分は、思考とか感性とかそういう部分だろう。だから、私がいた痕跡を残すためには、そういうのを書き残しておくしかないのかなと思う。文章を読んで私という人間を想像してもらえれば、書いた甲斐はあったし目的達成といったところか。

まずは好きなものでも語ってみようかなどと考えている。もちろん私なりの視点だし、同意を求めている訳じゃない。深く切り込んだり、斜めから見て面白いことを言ってやろうという気もさらさらない。思ったことをありのままに書こうと思う。いつまで続くか分からないが、何となく満足したら終わるんだろうと予想している。


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