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異世界に転生したのでとりあえずギルドで最高ランク目指します  作者: りゅうや
第18章 堅牢署からの脱獄者
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状況、そして説明

 

最初にすごい(ふぁひひょひふぶぉひ)衝撃だった(ひょうへひはばっは)それで馬車(ほへぶぇばひゃ)も人も壊された(ほひほほふぉはふぁへは)


 これは伝えておかないと馬車の説明が出来ないので言って良い。

 一番印象に残るのもこれだしな。

 ただ『魔眼』で見えた詳しい情報については言わない方が良い。知り過ぎているという理由で殺されかねない。


「……人が壊される? それはどういう意味だ」


 しかし俺の伝え方が悪かったため意味を訊き返される。

 普通「人が壊れる」なんて聞いてすぐに理解出来る訳がない。

 でもあの能力は『人を内側から壊す』。そういう能力だった。

 これを上手く伝えるにはどうするべきか?


「……強い衝撃(ふひょひひょうへひ)が襲ってきて(ばほほぉっへひへ)地面が揺れたような(ひへふばふへはほふは)感覚がしたと思ったら(ふぁうはふばひはほほっはは)骨や(ほべは)内臓を(はひほふふぉ)グチャグチャ(ぶひゃぶひゃ)にさ(ひは)れた(へは)馬車も壊されて(ばひゃほふぉははへへ)一緒にいた連中も(ひっひょひひはへふひゅうほ)血だらけ(ひばはへ)になってた(ひはっへは)


 少し長く考えてからより具体的に答える。

 事実なのでこれ以上伝えるには能力についてしゃべるしかなくなる。

 自分の説明に不安を感じながら首長の返答を待つ。


「……まだ少し解らん。強い衝撃とは、殴られたということか?」


 能力を知る前に起きたことを伝えたがそれでもまだ言葉が足りなかったらしい。

 でもそれを訊き返されてもそう起こったのでそれ以外に答えようがない。


殴られたのかもはぶはへはほはほ分からないふぁははあひ全身を強くふぇふひふほふひょふ揺さぶられたひゅはぶはへはような衝撃ひょふはひょふべひ……としか言えないほひはひへはひ


 確か『バン・ボン』とかいう能力がそうだったと思う。

 増幅された衝撃を受けるとあんな感じになるのか。ただそれがどうやって当ててきたのかは分からない。

 あの時『天眼』でユキナたちが違うルートで移動していたからゲートでそっちへ行こうとしていた。

 そこで話しかけられて完全に意識が甲冑の連中に向いていたからな……

 実は地面の近くにいて、合図と共に衝撃波を飛ばしてきたのかもしれないし、馬を殴ってその後ろにいた俺らにも衝撃が飛んできたか。

 方法が不明だから自分に起きたことを伝えるしか出来ない。

 それで不透明な内容になってしまう。


「……そうか。では次の能力はどんなだ?」


 彼女もこれ以上伝えられないことを理解してくれたらしく次を催促してくる。

 とりあえずこれ以上突っ込まれないのはありがたい。

 あと伝えて良さそうなのは武器か? 地面の土を操っていたやつもいたけど、あれは伝えなくて良いだろう。

 何が起こったのかは伝えたのだから戦闘での武器について話せば今はそれで良い。


武器を自在に(ぶひほびばひひ) 変えてた(はへへは)槍を斧にひゃひほふぉほひ変えていたはへへひは

「……!」


 女の眉根が僅かに上がる。


「次の能力はどんなだ?」


 こっちはシンプルだから説明が楽で良い。

 首長が次を催促してくる。

 しかしその願いには応えられない。


最初に使われたのは『ヴァブ・ション』です。誤記ではありません。

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