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空は、  作者: くーべる
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この世界の人間界には5つの大陸がある。形を何かで例えるとしたら、ドーナツがしっくりくる。穴の部分に僕が召喚された城のある中央大陸。それを囲むように東西南北にそれぞれ大陸がある。


人間界なんて表現をしているのだから、人間だけが存在しているのかと思ったのだがそういうわけではないらしい。5つの大陸にはそれぞれ1つの種族が生息していたらしいが、それを人間である勇者が他の4つの種族と積極的に交流を重ねた。それぞれの大陸を繋ぐ大きな橋を架け、自由に行き来ができるようにした。だが、大陸間を移動し、さらにそこへ定住する種族は人間がほとんど。そのため、5つの大陸にまんべんなく生息しているという理由から、人間界という表現になったらしい。


北の大陸の北方面は魔界とつながっているのだが、その境界にはとんでもなく高い山が連なっており、実際にこちらの人間界と魔界を行き来できるのは一か所のみ。そこを千年前に初代勇者が封印し、魔族の脅威は無くなったという。


それが最近になって封印が弱くなり、魔族がこちら側に流れてきているということだ。封印が弱くなってきた理由として時間の経過が挙げられたが、それよりも魔王の力が回復してきていることが大きいらしい。


僕に与えられた使命は魔王討伐。だけど、最終的には人間界と魔界を繋ぐ道の封印しなければならない。それには5つの大陸それぞれの、火水木風土を司る精霊に力を貸してもらう必要がある。


これらの情報は驚くことに初代勇者が城に残していった日記に記されていた。綺麗な字で、さまざまな出来事、そのときの心情がまとめられていた。こういうのを見ると、どんな人だったのか気になった。

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