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空は、  作者: くーべる
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13

「城を出ていくって・・・・・・。なんでですか。」


低い声。詰め寄る声というには、弱すぎる声。


「色々理由はあるんだ。・・・・・・ソラ君、キミは今日、1年って言葉を聞いて、どう思った?」


「どうって・・・・・・。」


「俺は、長すぎるって思ったよ。1年もここにいたくない。何か・・・・・・。なんでもいいから、行動したいんだ。」


「なんでもって、なにをするんですか。僕たちが今できることなんてないと思います。」


ソラにしては、はっきりとした意見だった。できることはない。そう、言い切る形を使った。俺は、そう思いたくない。


「それを探しに行く。だから・・・・・・。」


大きく息を吸い込んで、言う。


「一緒にここを出ていかないか?」

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