表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空は、  作者: くーべる
1
10/33

9

しばらくするとソラが食堂にやってきた。

遅れて申し訳ないといった感じだったが、気にしなくていい、と言った。

その後、俺の隣に座ったことを確認すると、王子は話を始めた。


「まずは今日の予定を話そう。まずは、朝食をとる。その後、城を案内する。昨日はなにも紹介できなかったからね。」


城の案内か・・・結構広いからな、どのくらいかかるんだろう。


「それと、これからのことについてだ。君たちは昨日言った通り、魔王を倒すために召喚された。そのために必要な知識を身につけてもらう。」


「え、それって、一日で身につけられるものなんですか?」


俺が知識、と聞いて浮かんだのは、この世界の常識のことだ。社会のルールとかモノの価値、必需品のこと。あとは魔王がいる場所。そんなにたくさんあるわけはないとオ思うのだが、一日で、となると不安だ。

なんて考えていると、


「まさか。一日でなんてとんでもない。必要な知識はたくさんあるし、覚えるためにかかる時間もある。だから―――」


「1年。それを経て、旅に出てもらう」


1年。それは、考えていたものとかけ離れたものだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ