0050 光輝
初めてワイバーンと出会ってそいつに止めをさした...
偉そうな奴だぁ!
まぁ偉そうとか言ったけどあいつは確かに強い。これに関しては認めざるをえない。
「すみません。少し抜けます」
「いいですよ」
俺は村長の家を飛び出して村から少し離れた所に行った。
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俺がついた時、偉そうな奴は地平線を見ていた。
「なぁお前、突然だが手伝ってくれないか?」
偉そうな奴は振り向き、驚く。
「お前は...あの時の腰抜け!」
「もうそんな弱くねぇよ!」
こいつの中では腰抜けブームでも来てんのか?
「で?何を手伝う?」
意外と前向き...
「ここにワイバーンよりも強い奴が来るんだ。そいつの迎撃」
「と、なるとあれか?」
偉そうな奴は地平線に指をさす。いやどこだよ見えねぇよ...いや待て
「エコーロケーション」
これか、大分遠いが...
100程のワイバーンの軍団だが1匹だけ変だ。
それはワイバーンとは似て比なる物。
ワイバーンよりも二回り程大きく、牙や角などの尖った部分は岩の様になっている。そして...
「なんか禍々しいな」
そのワイバーンの足元は植物が枯れているし...
「ワイバーンジェネラルだ」
ジェネラル...なんか強そうだな。
「多分そいつだ」
「なるほど...うむ討伐してやろう」
ヨッシャ!これなら安心だ!
「ちょっと待って!」
振り返るとフローラが汗をかいて息が上がった状態でいた。走ってきたんだろう。
「フローラ!聞いてくれ!この人が討伐してくれるらしいからこれでこの村も...」
「待ってって言ってるじゃん!」
...なんか尺に触る様なことでも言ったか?
フローラは偉そうな奴に向き直る。
「私はフローラです。討伐して頂けるのならありがたい限りですが、こちらにも事情があります。あくまで協力という形でよろしいでしょうか?」
圧のかかったフローラの自己紹介と条件の提示。これに対して偉そうな奴は...
「拙者は光輝だ。こちらの負担も和らぐため、そちらの条件を飲む事にする」
条件を飲んだか。
「では詳しい話は中で」
フローラと光輝は村に行く。
つーかフローラに事情?そんなん聞いた事ないぞ。でも大分プライベートな問題になりそうだ。異世界物を参考にするなら...
親を殺されたとか?




