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0014 お願い

とりあえず前に泊まった宿屋に来ている。

今日は疲れたからここでゆったりしよー...って部屋はガウで埋め尽くされてるんだでど...

ギルドマスターの言葉を思い出す。

「む?その服...お主転生者か...」

ギルドマスターは俺の服装で転生者だと判断していた。思えば俺は元の世界の服を来ている。上はオーバーサイズの白パーカー、下は黒のカーゴパンツだ。まぁこんな服装は異世界にはないよな...

そういやワイバーンを倒した偉そうな奴は元の世界の服の上に防具とか付けてたな。

ていうかなんで死んで転生したのに服を着てるんだ?この世界の転生はどっかにポンッ!と出てくるタイプっぽいから普通に考えて全裸で出てくるよな...?

まぁ異世界に転生してるんだしなんでもありか...

さてと今日はワイバーン騒ぎで色々あったしそろそろ寝るか...


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ふぃーーー疲れがとれたぁーーー

んあ?ドアの下の隙間から手紙が入れられてる...?

てかガウ邪魔!その手紙取るからどけよ!あとまだ寝てんのか!起きろ!

ふぅなんとか取れた...

なになにー冒険者ギルドでお待ちしております。だって。

匿名で一文だけって怪しすぎだろ...まぁ予定もないもないから行ってもいいか。

「ガウ~起きろ~冒険者ギルドに行くぞ~」

「すみません主人...昨日背中に人二人乗せたもので腰が...」

おじいちゃんかよ!狼のボスがなに腰痛めてんだよ!てかガウ何歳だよ...「ガウ幾つ?」

「一年と半分だ」

少な!まだ1歳じゃねぇか!あ、でも狼と人間でじゃ寿命が違うだろうからこれどうなんだ?てかそもそも異世界だから人間より長い?だとしたらこいつはまだ赤ちゃんだぞ?

「まぁとにかく俺は冒険者ギルドに行って来るから変なことするなよー」

「変なことできる程腰が元気じゃないんだが...」

...確かに


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


冒険者ギルドに行くとすぐに奥に案内された。

またギルドマスターからなんかあるのかなと思ったがギルドマスターの部屋よりもっと手前の部屋に入った。

そこには沢山のベットがあってケガした人などが治療を受けていた。そして俺は一番右奥のベットに案内された。

「あの時は助けて頂きありがとうございました」

ワイバーンの時に助けた人だ!大丈夫だったのか!良かった~

「突然なんですけどお話ししたい事が二つありまして...」

「あ、はい。全然大丈夫です」

話しってなんだ?

「まずは一つ目何故私たちがワイバーンに襲われたかについてです」

あー確かに知りたい。あそこ町に近いからあんな危険な魔物が出るのはおかしいなって思ってたんだよ

「私たちは小さい時からの幼馴染でパーティーを組んで冒険者としてやって行きました。一週間程前に地下から出てきたワイバーン討伐の依頼を受けました。」

あいつを討伐する依頼を受けれるってことは相当強かったんだろうな...それに馬車を持ってるってことは、儲かってたんだろうな...

「念入りに準備を昨日いざ討伐しようとしたんですが...相当強い個体で私たちでは歯が立たず、町まで急いで逃げようとしたんですが追いつかれてしまい結果仲間とお金と装備の全てを無くしてしまいました...」

うわー5日も準備したのにこの有様かよ...特に仲間を失うってのは一番起こって欲しくないことだたったろうに...だって幼馴染だぜ!?流石に可哀想そうだな...なにかできる事とかあればいいんだけど...

「二つ目は、お願いです!」

できる事来たー!なにすればいい?装備買ってあげるとか?

「私の故郷の村まで送ってください!」

...ふぇ?

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