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0010 ワイバーン

「オラッ!」

よし半分殺した!

グルルッ...

「唸っても聞く気はねぇよ」

ゴブリンは怖気づいたのか退散していく。

おい!ちょっと待てよ!

「血斬り!」

待てって言ってんだろ!

血斬りを力の限りぶん投げる。

ズチャチャチャ...

取り逃した奴らは...

ゴツッ!

殴って殺す!

ふぅこれでいいな後は証明の為の物を取らなきゃなんないらしい。

それが...パンツを取るってよ...

パンツってのはこいつらが腰に巻いている汚い布のこと。

触りたくもないんだが...

うぇばっちいなぁ

「ガウも手伝ってくれよ...」

「...臭い」

犬とかって鼻が利くからなぁ...

てかこいつ戦いにさえ参加しなかったよな?

ったく...もういいよ

布の裏にある物はできる限り見ないようにした。一瞬見えてしまったんだけど臭いし汚いし鳥肌が立ちそう。誰かモザイクかけてくんないかな...誰かこの中にモザイクをかけれる程の技術を持った方はいませんかーっていないよな。異世界だもん。


《スキル:モザイクを作成しました》

《試運転として発動します》


ゴブリンのあそこにモザイクがかかる。

...こんなスキル作るなよ...

まぁいいや、ばっちい布も集まったしそろそろ村に戻るか。討伐依頼だからランクZに上がったりして...妄想はここまでにしよう。

「ガウ町に戻るぞー」

「ハハッ」

そういやあの町なんて言うんだろ。字が読めればいいんだけどなぁ...

ドォン...

!?なんだ!?

大きな音が来た方を見ると火と煙が立っていた。

「ガウ、行くぞ」

俺らは音と火と煙がでる方向に向かった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


段々と見えてきた!あれは...ドラゴン!?

「なぁあれってドラゴンか?」

「あれはワイバーン...」

ガウの走る速度が少し、ほんの少し落ちた気がする。

ワイバーン...ガウがここまで怯むということは相当な奴だぞ...俺とガウだけで勝てるのか?

ん?あそこ...人だ!馬車から火と煙が出てて人が周りにいて襲われている!全員気を失っている?いや1人だけ気を失っていない...だけど食われそうだ!

「おいお前!俺を見ろぉ!」

ギョロッ

ワイバーンがこちらに背を向けたまま禍々しい目を向けてくる。

一瞬頭の中で「死」という一文字が浮かんできた。

今逃げれば間に合う...いや目の前に今にも死にそうな人がいるんだ!見捨てるわけにはいかない!

戦うぞ!絶対に勝ってやる!

なにか使えるスキルは...ノックバック、血斬り、鱗化、モザイク...

これだ!

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