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ニセモノ
いつも通りの日常を迎え入れ、イレギュラーな日常を祓い追い出す。
いつも通りの方が安心する。イレギュラーな事が起きると、この人生が終わってしまうのでは無いかと思ってしまうからだ。
人生と言うのは少し違うかもしれないが。
「おはようこんにちはさようならおやすみ」なんていう挨拶があるだけで、私はホンモノになれたのかもしれない。
私は一生努力しても、絶対なホンモノにはなれなくて、どうせ紛い物で2番目だ。
そして“ニセモノ”は、今日も生き続ける。
誰になんと言われようと、ニセモノなのだから。
