ハイ・ウルフ戦
今日は文量少なめです
少しばかりの休憩をとった私は、ウルフと戦っていた。
ボス部屋の前とはいえ、安地ではないのだ。
なので、レベルが一番上がりやすい最下層でひとまずレベル上げをすることにした。
ザシュッ
『レベルアップしました』
血を飲んでいくうちに、吸血に関して重大なことが分かってきた。
吸血で血を吸えば吸うほど、自分のステータスが底上げされていく気がするのだ。
前から気になっていた吸血の説明文にある
『魔力が全回復した状態で血を吸うと自分の血に還元される。』
という文の意味は、血を吸っていくと自身の基礎身体能力が引き上げられる、と言い換えてもいいのかもしれない。
だから、低レベルでも最下層にたどり着くことが出来たのだろう。
「もう吸血鬼という種族だけで、チート級の性能ですね」
そう思いながら敵を斬っていく。
ザシュッ
『レベルアップしました』
ー数十分後
慢心が招いたことなのかもしれない。もしくは必然だったのかもしれない。
あの時私は、ウルフ三体を相手にしていた。
これはまずいと思い、いったん引いて魔法を打とうとすると、そこはもうボス部屋であった。
急いで出ようとしたが、扉は閉まってしまった。
そして今ボスモンスターのハイ・ウルフと対峙していた。
体長は今まで戦っていたウルフの三倍くらい。
その禍々しい眼で私を見ている。
冷や汗が流れる。
先に動き出したのは、ハイ・ウルフ
突進して前蹴りを食らわせてくる。
その速度はとても速いもので食らったらHPが大幅に減りそうだ。
しかし私にはその動きがはっきりと見えた。
避ける
決してスピードが遅いわけではない。私と同じくらいのレベルの人がみたら、避けられず、攻撃をもろに食らってしまうだろう。
吸血鬼になりハイスピードで移動し、戦ってきた私にはその攻撃を避けることはたやすかった。
その巨体はまた私の方へ体の向きを変え突進してくる。
「グルルゥゥゥゥ」
これはいけるかもと思った私は攻撃をしかける。
「ハァッ!」
私は最大限加速し、突進してくるハイ・ウルフに急接近。
私のスピードとハイ・ウルフのスピードが合わさって振り下ろされた私の剣は、容易に奴の足を切断した。
「グルァァァアアア!!」
四本のうちの一本の自分の体を支えるための足がなくなったことで、その体は大きくバランスを崩し、倒れる。
しかし、ハイ・ウルフもやられるだけではない。
すぐに魔法の準備を始める。
厄介ですね、魔法も使えるのですか..
だがしかし、私は魔法を発動させるのを待つほどやさしい者ではない。
また加速しもう一度奴の胴体を斬った。
「グギャァァアア!」
「いける!」
そして隙が出来たハイ・ウルフを斬って、斬って、斬った。
その猛攻に耐えられなかったハイ・ウルフは魔法を発動させることも叶わないままあっさりと消えていってしまった。
『レベルアップしました』
「よしっ!」
格上だと思われたハイ・ウルフとの戦いは、
私の圧勝で幕を閉じたのであった。
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