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冒険の始まり

プロローグも本編です


 ***************************************


 赤井あかい 結月ゆづき レベル 63

 種族: 吸血鬼 SP: 18

 HP: 86/315 MP: 218/218

 攻撃力: 120

 防御力: 52

 速 さ: 238

 幸 運: 88

 スキル: 剣術LV1・初級魔法LV2・吸血LV1(NEW!)

 称 号: 始祖の吸血鬼(NEW!)


 ***************************************


 吸血LV1

 ・血を吸うことで魔力が回復する。

 ・魔力が全回復した状態で血を吸うと自分の血に還元される。


 ***************************************


 始祖の吸血鬼

 ・この世界で初めて吸血鬼になったものに与えられる称号

 ・吸血鬼を操る程度の力を得る


 ***************************************




「吸血鬼?...............!?」


 ステータスを見た私は驚きを隠せずにいた。


「まさかモンスターの血を飲んだだけで種族が変わってしまうのですか」


 さっきまでの行動を振り返る。


「確かにあれほどまでにモンスターの血を飲んだら吸血鬼になってもおかしくない....................ですかね?」


 多少疑問に思いつつも私は吸血鬼になった喜びに浸っていた。


(いや、だって吸血鬼ですよ。あの吸血鬼。誰だってあの孤高でかっこいい姿を想像すると憧れちゃいますよね!吸血鬼ってアレですよ、アレ、最強のn...)


「グガァーー!!」


「くっ、ゴブリンという奴はまた私の妄想の邪魔をさっさと始末して...」


 ...


 しかし、体が動かない。


 ヤバイ、ヤヴァイ、そういえば私倒れてましたね。

 ですがあと一体たおす体力ぐらいならありそうですかね。


 もう限界を向かえた足を気合で動かしてゴブリンに立ち向かう。


「ハアッ!」


 ザシュッ


 すかさず初級水魔法を使い、もはやルーティーン化している、切り口から血を抜き口に運ぶ動作をした。


「っ!!」


 飲んだ血は、私の体内を駆け巡りやがておさまった。


「おいしい!?」


 今まで何十回と血を飲んできたが例外なくとても不味かった。それが今はおいしく感じる。

 これも吸血鬼になった影響なのかな


 私って本当に吸血鬼になったんだなぁ、と実感させられた。



 そういえば魔力だけでなく体に力が湧いてきたような気がした。

 まだ何匹もゴブリンを狩れそうなほどに。


「そういえばまだスキルの方を見ていませんでしたね。」


 そう言いつつもう一度ステータスを見る。



 吸血?

 一つ目の効果にはすごく心あたりがある。いくらスキルを使っても魔力が減らないからだ


 問題は二つ目。

 「魔力が全回復した状態で血を吸うと自分の血に還元される。」ですか。これは血を飲んだ後、力が湧いた感触の原因でしょうか。確かにそうすれば説明がつきますね。


 このスキル有能ですね。



 次は下に行き、称号【始祖の吸血鬼】を見る。

 吸血鬼を操る程度の力を得る。ですね。それって他に吸血鬼がいないと成立しませんよね、それに、()()という表記も気になります。


「これで何日でもここにいられますね。救助を待つという手段もでてきましたが...」


 ガラガラガラガラ


「この調子だと先に私が死んでしまいそうですね。」


 階段だけだと思っていたダンジョンの崩落は内部の方まで影響が出てきていた。


「早くなんとかしないとですね。」








 10分後


「ファイアーボール、ファイアーボール、ファイアーボール」


 私は階段に転がっている瓦礫に向かって魔法を放ち続けていた。

 スキルの説明から血から魔力を得ることに確信を持った私はゴブリンを切り、吸血し、魔力を回復してから、魔法を打つということを繰り返して階段の瓦礫を砕こうとしている。


 その成果も僅かながらでてきていて、このまま打ち続ければ瓦礫を打ち砕くことができそうだ。



 1時間後


 瓦礫を打ち砕くことには成功したが、まだ奥にも瓦礫が塞がっている。

 レベルアップで獲得したSPを使い初級魔法をLV3にした私はさらにペースアップして魔法を打ち続けた。






 さらに3時間ちょっと経過したころ


 ガラガラガラガラガラガラガラ


「よしっっ!」


 遂に最後まで瓦礫を打ち砕き、私は5階層の床に立つことができた。


「いや~、長かったですね。ここまで来ればボスを倒すだけです!」


 5階層を進み、ボス部屋までたどり着いた私はなんの躊躇もなく扉を開いた。

 そこにいるのはボスモンスターのホブ・ゴブリン


「ファイアーボール、ファイアーボール、ファイアーボール」


 とどめは剣で


 ザシュッ


 瞬殺だ。相手に攻撃の隙を与えることのないまま敵をたおした。

 そして、すかさず血を口に運んだ。


「ゴブリンよりおいしいですね、さすが上位種です。」



 少し質の上がった血を堪能する。

 そして、ホブ・ゴブリンの死体が塵となってダンジョンの壁に吸い込まれていったと同時くらいに、床が光り始めた。 転移魔法だ。


「これで本当にゴブリンの巣窟からはおさらばです!」





 これから私の吸血鬼としての冒険が始まる。

 ユニークスキルとか何もない私だったけど、吸血鬼になれたことで私もユニークになれたのだ。

 これまでは「上級の冒険者」を目指していたけれど、これからは「セカイ一番」の冒険者を目指そう。

 私の冒険は、人生は、ここからスタートです!!

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