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エピローグ

 その後静養期間を経てしばらくの月日がたちました。



 今日は女神様が、お告げを託宣する日です。

 普段はシスティーナが、一人で教会にこもっている間に終わるのですが、今回は私も呼び出されました。



 そういえば、システィーナとはどこの誰なのでしょう? 私の母親を名乗っているし育ての親も間違いなくシスティーナなのですが、その辺りの事情は私は知りません。


 一抹の疑問を胸に抱いている内に、女神エリス様(三人目の母)が降臨されました。



 『シスター・システィーナよ、娘セリカに貴女の故郷を案内してあげなさい。


 それが母親としての貴女の勤めでしょう。


 王都へと、出向くのです。そこで新しい予感を感じます。娘の成長を願いなさい。


「王都――しかし、あそこは……」



 システィーナの顔が曇ります。 よほど行きたくないという顔をしていますが、女神様には逆らえません。


「わかりました。シスターシスティーナおよびに、修剣士ノア、修道士セリカの三名は、王都へ向かいます」



『ええ、無事を祈っていますよシスティーナ。女神のご加護があらんことを――』



 そうして数日後には、王都へとたつことになったある日のこと、システィーナの態度は以前のままなのですが、ノアとはちょっと変わったことがありました。


 相変わらずシスティーナにゾッコンなのが、見ていて悔しいですが。


 ふと私を見て、最近なんか綺麗になったなあ。女神様ににてるような気がする。

 等と言われたので、私はテンションが、少し上がっています。 まあ、システィーナには勝てないけどな。等と言わなくていいことを言われたので、これだから、男は、とか思ったわけですが。


 さて、最後に教会から着いてきたのはいつの間にか居候をしていたカイルでした。

システィーナは彼をよく思ってはいないようですが、何も言いませんでした。



「姐さんがいないと俺居場所がなくってなあ。 魔族としては爪弾き者だし、しばらく世話になるぜ」


とかなんとか、そうして、4人で王都へと向かうことになったのです。

変わらないようで、変わってしまった日常は、少しずつですが動き出しているのでした。



女神エリスは、ご機嫌だった。


ユグドラシル。の棺桶、眠る賢者ユリウスへと寄り添いながら――


――「ふふ、あなた、私たちの間にも子供ができたわよ、ウフフフフフ――


と、物言わぬ賢者を、撫でながら、ほくそ笑むのでした。



第1章終了。


一応ここで第1章、女神降臨編は終了となります。 次から王都巡礼編を予定していますが、書き上がっていないことと、応募用の三作目の小説(苦手分野のため全然進まない)をかいているので、しばらくは休載というか達になります。 もうしわけありません。 月一でやっても多分、うまく設定を煮詰められないので一時更新停止となります。 読んでくださった方、本当にありがとうございました。

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