表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/129

宝玉

信じられないという顔をした師匠に、あったことを話した。

本当に信じられないことではあると思うけど、師匠は静かに話を聞いて下さり、そして、納得して下さった。



「それが本当ならば、尚更、この覚醒方法は秘密にすべきね。」


「はい。そうだと私も思います。」



私は運が良かっただけ。

そう言われても仕方がない。

正直、私は師匠達と出会い、根本的にトラウマを克服出来ていたから良かったけども、そんなことがある場合なんてなかなかないでしょう。

ただただ繰り返されるトラウマにきっと精神を壊してしまう。

そして、神にあって、嗚呼やって暴言はけたのだって、私が特殊な環境にいたからだ。

2回も異世界に飛ばされ、精神的にも強くなっていたからこそできた行為だもの。

だからこそ、私は神様に気に入られて、この力を手に入れた。



「それで、平等の力って、一体。」


「まぁ、簡単に言えば本当の悪にしか通用しない力だそうです。」


「そんな。」


「そして、もう1つは普通の武器だそうですが、神が下さったものですので出し入れが自由に出来るそうです。」


「普通?」


「はい、神の力で魔力も使わずに出し入れができ、本来の性能よりは良いものですが、宝玉の武器とは違い特殊な力は宿っておりません。」


「そんな武器を神が?」


「はい、宝玉の力では倒すものも居るだろうっと言ってくださいました。」



どんなものが敵となるかは分かりませんが、全てが全て悪とは限りません。

それでも倒さなくてはならない場面ではこの武器を使うしかない。

本当に、神が言ってた通り、こちらに帰って?きてからよく分かる。

今まで無かった感覚なのに、宝玉があることも、そしてその力の使い方も、また、別の武器の出した方も。



「本当に不思議です。」


「レイ?」


「今まで、無かったものなのに、今はそれこそ生まれ持ったもののように感じるんです。」



そっと宝玉を触れば、安心さえ感じる。

違和感なんて感じない。



「本当に違和感や、気持ち悪いとかはないのね?」


「はい、全く。むしろ安定しています。いえ、寝たきりだったので、体の方は少々衰えてはいますが、数日、動かせば元に戻ると思います。」


「そう。それならいいわ。」


「心配かけてすみません。」



相当心配かけたことはよく分かる。

今も突如現れた宝玉にどんな影響があるのか、それが私にとって害あるものではないかととても心配している。

その心がとても嬉しいが、心配をかけてしまっている事が申し訳ない。



「謝らないで。」


「師匠。」


「心配してるのは私が勝手にしてるのよ。」


「でも。」


「これぐらいはさせて。」



師匠の笑顔に何も言えなくなる。

どれほど心配をかけたのだろうか。

申し訳なさを感じながらも嬉しさも感じてしまう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ