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訓練

そうリュウ様が言った瞬間、レンカさんが動いた。

真っ直ぐリリーさんの方に向かう。



「げっ、私ってことは、あれかよ!」


「リリー!!」


「ミーナ!いいから!!早く逃げろ!!」



近づこうとするミーナさんをリリーさんは止める。

リリーさんに止められ、ミーナさんは数十メートル離れた。



「受け止めて、ください。」


「へーへー、こいよ!」


リリーさんは不敵な笑顔を浮かべて答えた。

その答えを聞いたレンカさんは微かに笑みを浮かべそのまま短剣を真上にあげる。



「雷光赤火。」



小さな声でレンカさんが呟く。

雷が短剣を巡ったと思えば、赤い光に変わり火花を上げ、周囲に巡る。

そしてそのままレンカさんはリリーさんに向けて、剣先を降ろす。

その瞬間大きな音を立て、先ほどとは比べにならない大きな赤い光が起き、炎があがる。



「炎が!!」


「レンカの大技の一つだ。あいつの能力は雷だが、雷から派生させ炎を起こすんだ。」


「派生?」


「嗚呼、本来宝玉の乙女は一つの能力、一つの性質しかないんだがな。パートナーのいるレンカはその力を使って他の性質の技さえ放つことが出来る。」



パートナーのいる宝玉の乙女はこんなこともできるだなんて。

通常でもとても強いと思っていた。

けど、本当にあれは半分以下の力だったんだ。

レンカさんの姿を見てそう思えた。

大きく燃え上がる炎。



「あ!!リリーさん!!」



あれほど大きな炎がリリーさんを襲ったのだ。

リリーさんは大丈夫なのだろうか。



「大丈夫だ。レイ。リリーだからこそ、レンカ達はあの技を放ったのだから。」


「えっ?」



一体どういう意味?

疑問に思って見ていると、炎が収まっていく。



「ゲホゲホッ。マジで本気に放ちやがって。」


「先輩なら、大丈夫、だから。」


「そりゃあ、ゲホッゴホッ、炎は大丈夫だが、雷はそのまま通るんだからな。あーまだビリビリしてやがる。こりゃあ、今日の訓練はまともにできそうにないな。」


「リリーさん!」



煙の中からリリーさんが現れる。

あれほど大きな炎だったのに、所々やけど等の怪我は見えるが小さなものばかりで。



「リリーの能力は水だからな。あの銃の弾も水球だ。リリーに炎は効かない。だからこそリリーに向かって放ったんだよ。アイツらは。」


「えぇ、そうです。」


「ミーナさん。」


「逆に私は相性が良くないので。通常のあの子達の能力の大技ならきっと私の方に来たのですが。」



いつの間にやら武器を収めたミーナさんが後ろに居ました。



「ミーナさんの能力って一体。」


「私の能力は地ですね。なのであの子達の雷は基本無効なのですが。今回は派生をしてきたもので、多少はマシなんですが、リリーの方がさらに適任なので。」


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