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さてはて、何故私は今、キラキラ笑顔の師匠を相手に説明をしているのでしょうか?

まぁ、それもこれも仕事に戻らずついてきたリュウ様のせいなんですけどね。

リュウ様を見た師匠は厳しい顔になったが、私のリュウ様の態度を見て困惑し、そして笑顔を浮かべてなんでなんでと聞いてきました。

師匠の質問に細かく経緯を答えたときにはこのキラキラ笑顔になっていました。



「とても良いわ!!レイ!!どんどんキツく当たってやりなさい!!」


「母上!!」


「なに?」


「母上はレイが娘になって欲しくないのか!!?」


「なって欲しいわよ?でもね、このまま流されてなんてのは一切望んでないのよ!!」


「そりゃあ、それは俺もだが。」


「それに私はレイにとっての師匠という絶対の位置にいるから例え娘じゃなくても絆はあるからいいのよ。」




ふふんっと笑う師匠。

その姿は可愛らしいです。

美人がするととても可愛らしく見えます。



「サーちゃん!とってもかわいいよおおおお!!」



可愛らしい師匠に癒やされているとどこから黒い影が横切りました。

早すぎて何か分からないのですが、流石は師匠。

少し横に避けて、その黒い影を避けました。

そして、その黒い影は勢いそのまま壁にぶつかり、止まりました。



「・・・何故?何故ここにいるの?」



師匠が睨むように黒い影、もとい塊を見る。

止まったことにより分かるのですが人です。

いや、さっきの声の人だと思うのですが。

師匠をサーちゃんと呼んでいる。

しかもよく見ればイケメンっぽい・・・。

しかもしかもなんだかリュウ様に似ているような・・・。

いや、まさか。

いや、でも・・・この人って・・・。



「・・・王様?」


「あら、レイ、気付いたの?あれがこの国の王だって。」


「えっ、本当に?」


「えぇ、そうよ。あれがこの国の王で、私の夫で、リュウの父親。」



やっぱり!?

あの人が王様なんですか!?

驚いて再度ぶつかった人を見ようとすれば、いない。



「えっどこに?」



今の一瞬でいなくなった!?



「やぁ!初めまして!」


「えっ!?」



驚いて唖然としていると声がすぐ隣から聞こえる。

横を向けば、師匠の隣に良い笑顔のぶつかった人、いや、この国の王様が。

とても幸せそうな顔で師匠を抱きしめている。

えっ、なんで?



「今まで挨拶できなくてごめんね。本当はもっと早くに挨拶したかったんだけどさー。」


「えっあっいや・・・。」


「わぁ、話を聞いてたとおり可愛い子だねー。」


「えっ?」


「話はいっぱいサーちゃんや、リュウ坊から聞いてたんだけどねー。忙しかったのもあったんだけども、2人、いやアーニャちゃんもか!3人がさ、会わせてくれなくてさー。」


「えっ?」



会わせてくれなかった?

なんで?

疑問に思って3人を見ると、リュウ様は嫌そうな顔で王様を見ているし、アーニャさんは良い笑顔で私を見ているし、師匠はというと。



「嗚呼―!!うっとうしい!!」



怒って、王様を引き離そうとしていました。

とても怒って力の限りしているようですが、全然離れません。

王様は私に話しかけながら、笑顔で師匠を抱きしめているんですけど。



「ようやく会えて良かったよー。改めて、ようこそ、僕の国に!いやこの世界に!息子の運命!歓迎するよ!僕はこの国の王、アデルバート。アデルって呼んでね!」


「えっ?」


「待て、父上!何故レイが父上をアデルって気安く呼ぶんだ!可笑しいだろう!俺だってまだ様付けなのに!」


「えー、まだリュウ坊、そんなに距離があるのー?自分の運命なのに?」


「・・・殴りたい。」


「やだやだー。自分の不甲斐なさなのに、その苛立ちを親に暴力を奮うことで発散しようとする!」


「殴る!」



・・・とってもカオスなんですが。

師匠が必死に引きはがそうとしているし、リュウ様は殴りかかっているし、でも王様は片手で師匠を抱きしめて、リュウ様の攻撃を片手で受け止めてるし。

私は一体どうしたら?

困惑してその状況を眺めているといつの間にかそばに居たアーニャさん。



「アデル様、嗚呼言ってリュウ様を煽っていますが、実際自分もサーリナ様にアデルと呼ばれたのは出会って2年後だったそうですよ。」


「えっ?」


「あー!!!アーニャちゃん!!何故それを!!?」


「母から聞きました。」


「あー!!ミーニャかああああ!!本当にいらないことでも何でも言うんだから!!」


「いえ、いらないことではありません。大事なことです。」



・・・この場でぴしゃりとそういうアーニャさん。

アーニャさんって・・・最強では?


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