29話
投稿遅れてすいません。
私用&風邪でした。
皆さんも風邪には気をつけて下さい。
次に起きると、そこは宿屋ではなかった。
見知らぬ場所、いや一度だけ来たことがあった。地球で死んで、こっちの世界に来る前にユラから色々と、話を聞いた白い部屋だ。
だが、一つだけ以前とは違っていた。
以前はユラが座っていた椅子には、カーリエルが座っていた。
「どうも。カーリエルです。まさか、忘れたなんて言いませんよね?」
「いや。覚えてるけど?」
相変わらずの無表情が怖いです。
「ここは、あなたの夢の中です。少しだけ干渉させていただきました。なので……」
「ああ、わかってる。変なことしなきゃいいんだろう」
「ありがとうございます。そうして下さい。それでは、本題に入ります。現在いる世界へ転送する少し前に、ユラから話を聞いていたときですね。そのときに少し感情をいじらせてもらいました。ですが、ご安心下さい。もう、戻りました。不具合も特にはないと思います」
いきなり、話ぶっ飛んでんな。
以前に俺と同じような状況になったやつがパニクって面倒だったそうだ。俺と同じ状況ってことは、まだ転移者はいるのかな?
「続いてですが、『スケアクロウ』学園についてですが、試験などは気にせず、街を目指して大丈夫です。学園側には話はしました。所謂、コネ入学ですね。勿論、他の三人も同じです」
まさか、異世界に来てコネ入学なんかするとは思わなかったぜ。というか、そんな、ホイホイ干渉していいのかな?神は傍観みたいなイメージがあるんだけど。
「質問はありますか?」
お待ちかねの質問タイムである。
「質問!どうして、俺の知らない能力について俺は知ってた?」
そうなのだ。リッカとユラに説明していたときに、絶対にカーリエルに教えて貰ったこと以上のものを知っていたのだ。例えば、武器の取り方とか。
「それにつきましては、私があなたの脳みそに知識をぶち込みました。面倒だったもので。今後もこれでいきます」
謎は解決したけど、それぐらい、自分で説明しようよ!
それに今後もって…
「他はありますか?」
「ある。『スケアクロウ学園』って、カーリエルとなんか繋がりあるの?普通、コネ入学って簡単に出来るものじゃないと思うんだよね」
「実は、学園には私の個人的な旧友がいまして、その人に話たら、OKもらえました」
割と軽いなコネ入学!
はぁはぁ。なんか突っ込みどころ多くてつかれたな。
「もう、大丈夫ですか?」
うーん。今は特にないかな。
あ!やっぱり、一つだけ!
「最後に一つだけ質問!俺ってどの位お酒に弱い?」
これ、重要。
この回答次第では、一生禁酒かもしれない。
「そうですね。あれしか飲んでないのに、酔いつぶれてしまうのは、弱いということだと思いますが?」
つまりは弱いのね…
もう、飲めないのか…
短い間だったけど、グッバイ!お酒!
「それでは、もう質問はないですね?」
こくこくと首を縦に振る。
「それでは、また」
カーリエルがそう言うと、目の前が真っ暗になった。
徐々に目の前が、明るくなってきた。
どうやら、目の前にあるのは宿屋の天井らしい。
ベットから、起きて伸びをする。
頭も痛くなくなったし、吐き気etc.はかなりよくなったようだ。
店長さんに葉っぱのお礼を言おう。
そう思い、一階へ降りると、店長さんはカウンターで座っていた。
「店長さん、葉っぱありがとうございました。おかげさまで、元気になりました」
「よかった。代金はただ働きでいいですよね?」
ほへ?ただ働き?




