20話
やっとのことで20話です!
これからもよろしくお願いします!
感想、ご指摘よろしくお願いします。
(お、お手柔らかにお願いします)
「二人とも、怪我はないみたいね」
リッカとは違いゆっくりとユラが歩いてきた。
ユラも見た感じ怪我もないようで安心した。
「後はあのオジサンに任せて、馬車に戻ろう。なんか疲れた」
「私も疲れたわ。早く戻って休みましょ」
「私はまだまだやれますので、安心して休んでください!」
そう言って、オジサンの方へ走っていく。
若いのは元気でいいなー
え?お前も十分若いだろって、
いやいや体力は人それぞれですよ。
それに、体力的に疲れたということより、精神的に疲れたかな?
今まで普通に学生として生活してて、人を殺すとか、人に殺されそうになるとかそんな場面無かったから、疲れてんのかな?
まあとりあえずば、休ませてもらおう。
「おまえ達盗賊は?」
俺たちがこうやって帰ってきたということが何を意味するのか、わからないのかな?
まあきっと、気が気ではないのだろう。
「もち全滅!」
と言うと目の前にいた、男は膝をついて泣き出した。
「ありがとうございます。ありがと……」
こっから先は嗚咽になってしまい、奥さんと思われる人と多分娘にと一緒に抱き合っていた。
感動的なシーンのところ申し訳ないけど、狭い。
馬車自体そんなに広くないし、さらに大人が座り込んだのだ。狭い。
やっと、落ちつけたのは近くの村に着いたときだった。
もちろん、宿に泊まるわけではなく、村の近くで野営な訳だが、ご飯を食べてほっとできる瞬間ではあった。
それでは反省会です。
他の乗客から少し離れたところに、メンバーを集める。
「反省会を始めるぞ」
「反省会って何なのよ?反省すべき点なんてないはずよ?」
「確かに、反省点なんてないかもしれない。だが、仲間の戦い方を知らないのは、ちょっと問題なんじゃないのか?はい。そこ寝ない。我慢して」
リリーは今にも寝てしまいそうだった。
眠い目をこすり、なんとか起きてる。そんな感じだった。
なぜだか、懐かしい感じだったが、今はおいといて、反省会!
「はい、まずはリッカからよろしく」
「わかりました。私は一人を斬りました。右で剣を止めて、左でえい!ですね」
「次は、ユラ」
「私も一人ね。火の玉を作ってどん!ね
正直物足りなかったわ」
だろうね。俺もだよ。
「マスターはどうだったのですか?」
リッカは俺に興味津々だった。
尻尾がピコピコしてるのが可愛かった。
よし!話してやろう!俺の美しきトンについて!!
「俺はな、盗賊の後ろからトンってやって敵は気絶を二回」
「待って、武器使ったの?」
「へ?」
あれ?使ってない?いやいや試し斬りって言って行ったのに、斬ってない?
あれ?ほんとだ剣を弾いて飛ばしただけだ……
「ちょ、ちょっと待った!ユラも使ってないだろ!」
よくよく、考えると、ユラが使ったのは火の玉で武器じゃない。
火の玉?魔法じゃない?
「いいのよあれは。魔法を行使するときいつもと違ったし。たぶん武器のおかげだと思う」
左様ですか。
ということで、使ってないの俺だけ!?
また今度使います……
「そう言えばリリーちゃんの武器ってどんなのですか?」
また、リッカの尻尾がピコピコしてる。
「あれ?そういえばしてないかも!?」
「なんの話なのです?」
「えっーと、そのー」
「リリーちゃんだけ仲間外れはよくありません!今すぐやっちゃいましょう!」
~その後の様子~
リリー「リリーはがんばるのです!」
ユーリ「頑張ってくれ……」
(なんか違くない?)