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初投稿です。よろしくお願いします。
日曜日の投稿目指して頑張ります。
目が覚めると、そこは真っ白な部屋だった。
家具一つないきれいな部屋の真ん中に椅子がおいてあった。
その椅子の上には白いワンピースをきた俺と同じくらいの年齢の女の子が座っていた。
「ようこそいらしゃいました悠里様。そしてあなたは先ほどお亡くなりになりました。ご愁傷様です」
「ああ、それは何となく分かる。しかし、ここはどこだ?天国?ていうかなぜ俺の名前を知ってる?」
「あ、ごめんなさい。私はユラと申します。ここは、あなた方の言う天国に近い場所ですね」
「そうか…………で、天国に近い場所とはどういう意味だ?」
「ここでは、死者の転生を行っています。そして今からあなたは転生してもらいます」
俺はその後も次々とユラに質問した。
そして、わかったことがいくつかあった。
俺は、これからファンタジーな世界に転生すること。
その世界には、魔王や勇者がいること。
しかし、俺は勇者ではないこと。
俺には、一つ特殊な能力をくれること。
これらのことから、俺はその世界の転生を希望した。
前世では、学校以外は基本的には家に引きこもっていた俺だが、異世界となると話は別だ。いろいろと新しいものや面白いものを見れるかもしれない。
それにやり残したことは無いはずだ。
「それで、どんな能力をお望みですか?」
「そうだなーある程度の魔物なら退けられて面白おかしく旅ができそうな能力ってなにかありますかね?」
「こちらから、その要望に満たすものを用意させていただきますね。では、向こうの世界に着き次第能力を解放いたしますので、お楽しみにしていてくださいね」
「ああ、わかった。楽しみにしておくよ」
笑顔でユラが言ってくれたので、俺も笑顔で返す。
「では、転生の用意ができましたのでこの魔法陣の中央に移動してください」
俺は部屋の中央の魔法陣に移動する。
「では、良い異世界ライフになることをお祈りしております。いってらっしゃい」
「ああ、いってきます」
そして、俺は白い光に包まれた。