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ジョー・メハラ伝説  作者: 加藤源次
高校生ジョー
2/13

終わってる野球部

ジョーの入った野球部。

部員数25名。2年5名。1年20名。

全員やる気なし。終わっていた。


しかし、まだみな若い。

「遊ぼうや~」

道具は、全部揃ってる。さすが、校長が顧問だけある。


高校の硬式野球のボールは、硬い。ゴムボールとは違うなあ。

バット。金属?木だとばかり思ってた。ボールをバットにひょいと投げてみた。

ゴン。あれ、意外な音。もっとキーンと鳴るかと。

「昔はキーンと鳴ってたんだ。耳に悪いと改良された」

と2年の先輩。飛ばなくなった?木と比べてみたらいいじゃん。木の切れ端を置いて、ボールを投げてみる。金属のほうが反発力あり。腐っても金。このバットなら、力なくても飛ぶとジョーは安心した。


野球のルールは、プロ野球見てるから大体分かる。投げて、打って、走れば、終わり。簡単じゃん。


さあ、遊ぼう。


打つ順を決めよう。じゃんけんしてジョーが1番打者になった。

9人9人チーム二つ作った。攻守じゃんけん。アア~!負けた。後攻だ。打つ気まんまんだったのに。


どこを守るか。投手は2年先輩がしてくれた。ぶっとい奴が捕手。足の速い奴は外野。

あ、ジョーはどこを守るか。足は速くないし、内野か…。ジョーは実はキャッチボールが苦手だった。

「カラダの正面で捕りにくい」

それなら…

「遊撃いくか」

と先輩。遊撃は、ボールが正面に飛んでくることが少ないからいいんじゃないか?という。

ということで、ジョーは1番、遊撃手と決まった。この何気ないいい加減な決定が、ジョー・メハラの野球人生を彩ることになろうとは…。

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