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sen.  作者: 白井 滓太
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千の百


 通夜の日は、雨が降っていた。

 素鼠色すねずみいろの雲は、悲しみを閉じ込めるように、空に蓋を被せている。

「何もこんな日に降らなくても……」

 誰かの呟きが耳に入る。

 通夜会場の中は、大勢の人で占めていた。突然の訃報ふほうにも関わらず、参列者の中には会社の同僚をはじめ、小中高大問わず、多くの人たちが来てくれた。それだけに皆、一様に別れを惜しんでいる。中には、泣き崩れている人さえいた。

 静謐せいひつな空気に耐えかね、少し外の空気に当たる。ノイズのような雨音が、鬱陶しく耳に響く。

 外に設置されたベンチに腰掛けると、小さく溜め息が漏れた。空いた胃がキリキリと空腹を訴えている。

 昨日から、何を食べていないけれど、何か食べる気分には到底なれなかった。十分程休憩したら戻ろうと考えていると、百姉がこちらに歩いてくるのが視界に入る。

「はい」

 見れば、片手に持った二本のペットボトルのうち、一つを差し出していた。よく見る、お茶のラベルの付いたものだ。

「奢り」

「……ありがとう」

 無愛想に言い放つ百姉の厚意を、素直に受け取る。一口飲むと、乾いた喉に染みた。

 隣を見ると、喪服に身を包んだ百姉も同じくお茶を一口飲んでいた。

「……」

「……」

 何も話さないまま、雨音だけがその場を支配する。喪服代わりに着てきた制服に寒気が染み込む。上着を持って来れば良かったと少し後悔した。

 雨が落ち続ける水たまりの波紋を、暫く見つめる。会場の声は、雨にかき消されて聞こえない。現実から切り離したような空間が、今は少し心地よかった。

 そうして、無言のまま過ごし、そろそろ戻ろうと腰を上げた時、スカートの裾を掴まれた。

「…………千、ちょっといい?」

 百姉が呟く。私はそれに従い、またベンチに座り直した。

 百姉は、こう見えて内弁慶だ。本当は、何か話したいことがあってここに来たのかもしれない。

 座り直し、静かに、百姉の次の言葉を待った。

「……人、沢山いるね」

「……そうだね」

 先輩に後輩、同級生、更には学校の先生まで……年齢に境界線はなく、それが十姉の人柄を如実に表している。

「十姉、人気者だったから」

 私が知らない、中学、高校時代の十姉を、百姉は知っている。それは少しだけ、羨ましかった。

「なのに、なんで……、」

 話しかけて言葉に詰まる。続く言葉を察して、私も言葉を返すことはできなかった。

 ……十姉は、自殺だったそうだ。

 住んでいたマンションの屋上から、飛び降りたらしい。

 参列していた同僚に聞いたところ、仕事は二か月前に辞めており、その後の行方は不明だったという。

 遺書のようなものは見つかっておらず、かわりに、住んでいたアパートの机の上には精神安定剤を飲んだ形跡が置いてあったそうだ。

『突発的な自殺の可能性が高い』

 結局そう結論付けられ、通夜が行われることになった。業務的な対応に、悔しさが湧き上がる。

「……ごめん。そろそろ戻ろうか」

 百姉は、言葉を飲み込んだまま、立ち上がり、会場の方に向かった。

 多分、気づいたのだろう。百姉を納得させられるような答えを、私も持ち合わせていないことに。

 十姉が家にいた頃、百姉はテストの点数でいつも負けて悔しがっていた事を覚えている。

 いつだったか、感情を露わにした百姉が『十姉さえいなければ、私が一番だったのに!』と叫んでいたことがある。

 それを聞いた十姉は、子ども心にも落ち込んでいるように見えた。

 もちろん、その後ちゃんと仲直りしていたので、本人はもう、忘れてさえいるかもしれない。

 ただ……。覚えているのだとしたら、百姉は今、どんな気持ちなんだろうか?

 妹としては、それが心配だった。

 ……立ち上がり、その背中を追いかけるようにまた会場に戻る。

 入り口付近で、参列者に頭を下げている家族の元へ戻ると、それに加わった。

「どこに言ってたんだ」

 父にそう聞かれ「トイレに行ってた」と答える。

「まったく……」

 嘆息する。その言葉は憂いを帯びていた。

 十姉のことを聞いた時、母は泣いていたが、父は静かにその知らせを聞いていた。

 家族の手前、あえて気丈に振舞っていたのかも知れないが、実の娘が死んだというのに、涙も見せないとは、冷たい人だと思った。

 そう、思っていたのだが……。

「あいつは、ばかだ……」

 父の呟きが聞こえる。

「死んだら、何も聞いてやることさえ出来ないじゃないか……」

 ……私は、その時初めて父の涙を見た。


 ◇


 葬儀が終わり、四日ぶりに家に帰ると、別の世界にきたような感覚に襲われた。遺品整理に手間取り、結局、母を残しての帰宅となった。

 父はもう仕事に行っている。

 あんなことがあったのに、仕事に行かなければならないというのは、私から見れば信じられないことだったが、仕方ないのかもしれない。

 急遽、隣人に預けていたちょこを受け取り家に返す。ちょこは、すぐにご飯を強請ねだった。

 寂しい思いをさせたお詫びに、一番高いものを開けてやり皿に盛ると、慌てて食べ始める。

 ご飯に夢中のちょこを残して、私は自室に向かった。帰ってきてそのままにしている荷物を片付けなければならない。

 泊まっていた間の着替えを入れていたカバンを開ける。きちんと折りたたまれた着替えの上には、ノートパソコンが入っていた。

 これは、遺品整理の際、十姉の所有物を貰ったものだ。

 業者に処分してもらうことも考えたそうだが、私が欲しがった為、引き取ることになった。

 比較的新しいそうだが、呪文のような説明を聞いても訳が分からず、一先ずネットには繋がるように、百姉が設定してくれた。その際に、ネット上の人と関わらないこと、本名や住所など、とにかく身分を明かすような情報はネットに載せないようにすること、危険そうなサイトは利用しないようにすること、といくつか注意を受ける。

 それに頷き、気をつけることを伝えると、百姉は部屋に戻った。ネットの世界も現実も、大した違いは無いのだと思う。

 パソコンを持ったことはなかったけれど、授業で使ったことは当然あるので、簡単な使い方ぐらいは知っている。

 パソコンが得意な百姉もすぐに使えるようにはしてくれていたのだが、まだ使う気にはなれなかった。

 パソコンをコタツの上に置き、一階に降りる。溜まっている着替えを洗濯機に放り込んで、洗剤と柔軟剤をたっぷり入れた後『スタート』を押した。

 洗濯が終わるまでの間、部屋に戻る。待っている間小説を読むことも考えたが、そんな気にもなれない。まるで、世界が変わったような虚無感を感じつつ、ベッドに寝転がった。

 ご飯を食べ終えて満足したらしいちょこは、すぐ横で毛づくろいをしている。きっと、十姉が死んでしまったことなど知らない。

 ……ちょこは、元々十姉が拾ってきた猫だった。

 今でこそ、私になついているが、以前は十姉の部屋から一歩も出ないほど、ぴったりとくっついており、それだけに十姉が家を出た後は、空っぽになった部屋の前で、ずっと鳴いていた。

 ちょこの喉元を撫でると、気持ちよさそうに目を細める。

 葬式の日から、三日ほど降り続いた雨は、こっちの方では降っていない。空は、繋がっているはずなのに。

 窓の外を見ると、重い色をした冬の雲が風に流されている。

 ……何もする気になれなかった。考えたいことが多すぎて、何も考えられなかった。

 だけど、来週になればまた学校もある。十姉がいなくなっても、世界は何も変わらない。

 それでも、生きなければならない。今は目を背けることしかできなくても、十姉がいなくなったこの世界を、生きて生きて生きて、生き続けなければならない。

 起き上がると、机の上に置かれたノートが目に入った。

 そういえば、この四日間書いていない。

 ……だが、元々この日課は、いつか十姉に見せようと思い書いていたものだ。今となっては、ノートを開く気すら起きない。

 一瞥し、一階へ降りた。

 ……百姉は家事が苦手だ。部屋には居るけれど、必然的に家事は、得意である私に頼まれていた。

 洗濯機はまだ動いている。その間に、夕飯の買い物を済ませてこようと思い、私は出かける準備を始めた。


 ◇


 外に出ると、相変わらず冷える。

 買い物を終えて家に帰ると、陽は落ちていた。

 百姉の部屋の電気は点いていたが、一階は電気がついておらず、暗い玄関で「ただいま」と呟く。それを待っていたとばかりにちょこが二階から降りてくる。今まで、寝ていたらしい。

 両手に持った買い物袋をキッチンの机に置いて、ちょこのご飯を優先する。

 それが落ち着くと、買ってきたものを机の上に並べた。材料は納豆、とろろ、蕎麦。何を作るのか、一目でわかるメニューだった。でも、任されたのは私なので、誰も文句は言うまい。

 夕飯を作るにはまだ早く、洗濯物を家の中に干して一段落していると、百姉が降りてきた。

「暇?」

「ひまだけど、何?」

「ちょっと来て」

 それだけ言うと、百姉は二階に上がっていく。

 何事だろうかと思いながら、付いていくと、百姉は私の部屋に入り、ノートパソコンを起動させた。

「ほら、これ」

 画面を見るように促され、言われるままに覗き込む。

 ……なんだか、文字ばかりが書いてあり、どこを読めばいいか、よくわからなかった。

「なにこれ?」

「なにって……小説の投稿サイトだよ」

「小説のトウコウ……?」

「そう。プロの人が書いた訳じゃないけど、色んな小説が読めるんだって。あんた、小説好きでしょ?」

 試しに、マウスをクリックし、ページを進めていく。確かに、小説は好きだが……これはあまりにも情緒がないような気がした。私は、紙をペラペラと捲る感触も含めて読書が好きなのに。しかし、無料という点には少しだけ興味が湧いた。

「このサイト、使ってみる? 使うなら登録してあげるけど」

「……じゃあ、一応」

 そう言うと百姉は、手際よく登録を進める。

 補足として、サイトの簡単な見方も説明してくれた……と言っても百姉も付け焼刃のように見えたが。

「で、これが『ランキング』簡単に言えば、人気の作品が掲載される欄ね」

 クリックすると、順位の横に作品名が表示され、下にはその情報が載っていた。

「……何か、似たようなタイトルやジャンルばっかりね」

 百姉が呟く。

 その傾向は、たまに買っているライトノベルのようなテイストだったので、軽い既視感を覚えた。

 「キーワードも、ほとんど異世界とかチートとかハーレムとか……個性がないよ、この人たち。現実に向き合わないと」

 小説などに全く興味のない百姉は見知らぬ作品群に辛辣な感想を述べる。

「仕方ないよ。……だって、現実が辛すぎるんだもん」

 どちらかと言えば、私もこういったジャンルを読むことは少ないが、こういう小説を必要としている人もまた、数多くいる。それを否定する気には、なれなかった。

「……まぁ、気に入ったならいいけど。下のページで感想とか送ることもできるから。面白かった小説とかあったら、書いてみるのもいいんじゃない? あ、ただし自分が女子であることは隠すように。ちゃんとすればあんた、可愛いんだから」

 最後の一文には同意しかねるが、素直に頷いておく。

 ひとしきり説明を終えた百姉は、再び部屋に戻った。

 部屋に残された私は、開いたままのノートパソコンの画面をスクロールする。

 ……多分、百姉なりに励ましてくれたのだろう。でなければ、普段小説など読まない姉が、こんなものを勧めてくるはずがない。

 誰にも聞こえない部屋で、そっとお礼を呟く。そして、夕飯を作るため、部屋を後にした。


 ◇


 家族三人の夕飯を終え、食器を片付け終わると、まずお風呂に入った。

 四日間、泊まっていたホテルのシャワーしか浴びていないため、久々にゆっくり浸かることができた。

 ちなみに、今日は父も百姉も先に入ってしまっているため、気兼ねする必要はない。

 ……二時間ほどかけてお風呂から上がり、牛乳を飲もうとして冷蔵庫を開けると、あることに気づいた。

 置いていた、牛乳の賞味期限が切れている。

 夕方、出かけた時に買っておけばよかったと後悔しながら、無いとわかると余計飲みたくなる。

 どうしようか迷ったが、ちょうど髪留めも欲しかった為、仕方なく、近所のコンビニへと足を運んだ。

 冬の夜風は、お風呂から上がったばかりの身としても厳しく、かじかむ指をポケットに突っ込み耐える。

 ざわざわと、揺れている木々も暗闇も、不気味さを一層際立たせていた。

 早く買って帰ろう。足早に歩き、コンビニのドリンクコーナーで安い牛乳を一パック掴んで、ついでに髪留めを取る。そして、素早く会計を済ませてコンビニを後にした。

 来た道を辿って家に戻り、牛乳をコップに注いで自室に戻ると、コタツの電源をすぐさま入れる。

 今日は夕飯をしっかり食べてしまった為、チロルチョコは入らず、身体が暖まるまでコタツに入り牛乳を飲んだ。遅れて、ちょこが膝の上に座ってきたが、いつものことなので気にせず、ノートパソコンの電源を入れてみた。

 目的は、百姉から教えてもらった、小説の投稿サイトだ。

 インターネットの、お気に入りの欄から教えてもらった項目をクリックしてみると、画面が切り替わる。

『あなたのページ』

 そう書かれた簡素な画面が表示される。けど、見たいのはここではない。

 アイコンを上に動かし、また画面を切り替えると、夕方見た、ごちゃごちゃとしたページが映し出された。

 ここだ。

 夕方教えてもらった通り『ランキング』のページへ飛んだみたものの、順位が上の作品を素通りして、何となく気になったタイトルを読み始める。

 パソコンで文章を読むというのは、何か不思議な感じがした。自分が慣れていないだけだとは思うが。

 ……。

 一読し終えると頭を整理する。

 正直な感想を言えば、やはり売っているものの方がいい。文も、横書きで行が空いている文章というのは違和感がある。だが、当初思っていたよりも悪くは無かった。

 頭に内容が残っている内に、感想を書いてみる。当たり障りの無い社交辞令を、人差し指でたどたどしく打ち込み、下の『送信』ボタンを押した。

『感想を送りました』

 コロコロと切り替わる画面を、まるでロードムービーのようだと暢気に考えながら最初のページに戻る。

 こう見えて物覚えは良い方なので、パソコンの使い方にも慣れてくると、サイト内を色々見て周った。

 読んでみて、気に入った作品は片っ端から『お気に入り』に登録し、感想を送る。何通か送り、また最初のページに戻ると、お知らせが表示されていた。感想の返信がきているらしい。

 その速さに驚きつつ、カーソルを合わせてクリックする。

 返信は、二通きていた。その内の一つを開いてみる。

『ありがとうございます』という出だしから、業務的なお礼の文章が続いていた。

 どこの誰かもしれないが、自分のしたことにお礼を言われると、やはり嬉しいものだ。

 気を良くした私は二通目の返信も開いた。『はじめまして』の文から始まり、これもまたお礼の文が続いている。先ほどの内容と違うのは、文末に『今後ともよろしくお願いします』という一文が、付いているかいないか、という点だけだ。

 ……その後も返信は送られてくる。自分が送った分とはいかないが、ほとんどの感想の返信が届いており、それを見る目は次第に、憧憬から羨望へと変わっていった。

 自分も何か書けば、こんな感想がもらえるのだろうか。誰かに見てもらえることができるのだろうか。

 けれど、自分はそんなものを書いたことがない。加えて、自分のような人間の書いた文章で他者を楽しませることができるかと言われれば、出来ないと断言できる。嫌な気分にさせるだけだ。

 ……そう、自分に言い聞かせる。だが、気づけば私は日課を書いているノートを手に取っていた。

 投稿の方法は……何となく想像がつく。書いている流れに従うだけだ。

 現在、七冊目に入った日課の書かれたノート。その一番最初のページをパソコンに打ち直す。

 内容は、やはりなんてことはない。ただ日常を書いたものだ。……ただし、いつか十姉が読んだ時安心してくれるように、優しい嘘で塗り固めた、創作のような話だ。

 ……私は、一人でも生きていけると思っていた。友達も必要ないと思っていた。私はただ、静かに生きたいだけなんだ。クラスメイトがしている馴れ合いなど、願い下げだった。……でも、心のどこかで、私はそれを羨ましかったのかもしれない。

 自分自身の制止を振り切るように、或いは、他者に助けを求めて手を伸ばすように、文章を書き終えた私は『投稿』をクリックした。


 ◇


『七月十七日 (木)


 朝、コウちゃんと待ち合わせたワタシは、並んで歩き、今日も二人で学校に行きました。

「今日も暑いな」と隣で呟きながら、夏服のシャツをパタパタと扇ぐ、頬に汗が流れているのが見えます。

 夏は、嫌いです。汗臭くなるから。

 隣で「帰りたい、帰りたい」とのたまう幼馴染を励ましたり、今日は何をしようか話したりしていると駅に着きました。

 話しながらだと、時間が過ぎるのはあっという間です。

 改札で、小学生に間違われたワタシをコウちゃんはからかいながら、構内に入ります。

 人がたくさん並んでいます。毎朝の事です。

 適当な列に並び、二人で話していると、地下鉄は涼しい風を運んできました。

 一席空いていましたが、二人で譲り合っていると、他の人に取られてしまったので、ポールに掴まり立つことになります。けど、話していると、不思議と苦ではありませんでした。

 目的地に着き、地下鉄を降りると、学校はすぐそこです。

「めんどくさい」とまだのったまっている幼馴染に、「今日はバレーボールがあるよ?」と言うと、少しだけやる気を出してくれました。

 そのまま、教室へ。二人で入っていきます。


 □


 体育が終わった後は昼休みです。ワタシは友達に誘われて、教室で一緒にお弁当を食べました。

 食べ終わったワタシは本を読もうとしましたが、友達に誘われて購買部に飲み物を買いに行きます。

 学校では、静かに本を読む暇もありません。

「千、サイフ忘れちゃった」

 舌を出さんばかりにそう言う友達に「今度返してね」と言ってお金を渡します。

 他の友達が「絶対ワザとだ」と言っていますが、いいんです。他の人には優しくするように、お姉ちゃんに教えられて育ちましたから。

 教室に戻った後は、話している内に、いつの間にか授業が始まりました。ワタシも、席に戻ります。


 □


 授業が終わり、コウちゃんと待ち合わせて一緒に帰りました。

 一日が終わるのは、本当に早いです。朝陽も夕陽も、惜しいくらい早く交代します。

 明日も、こんな一日になったらいいなと思います。



             投稿者:sen.』


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