表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩もしくは落書き帳

とんかつ定食

作者: オリンポス

らーめんにしようか、パスタにしようか迷っていたところ、サンプルのカツが巨大だったことから迷わずカツ丼屋に入店したオリンポスだったが……。

ご飯。

とんかつ。

キャベツの千切り。

漬け物。

味噌汁。


ぼくが想像するとんかつ定食はこの5品だ。

値段は1200円前後でキャベツと味噌汁のおかわりは自由。


さて、ご飯の役割を、ぼくなりに考えてみた。

これは、それ単体では地味な食材だが、とんかつと一緒に食べることでその存在感が引き立つ。

もっともとんかつに適した食材と言えば、ご飯であろう。小説でいうところの、地の文である。


次にとんかつ。

もはやそれ単体でも勝負できる、圧倒的な存在。

しかし意外なことに、これ一品では魅力には欠けてしまう。付け合わせとなるご飯やキャベツ、漬け物がいてこその主役なのだ。

これはストーリー構成であろう。


キャベツの千切り。

食欲の促進を促し、脂肪の吸収も抑えてくれる万能ツール。ドレッシングによってその美味しさは大きく左右されてしまうが、みずみずしくカットされた食材ほど美味しく感じられる。

まるでキャラクターによって味わいが変わる、台詞文のようだ。


漬け物。

味にアクセントが欲しい、口の中をサッパリさせたい。そんなときに便利なのが漬け物。

好きな人と嫌いな人でハッキリと別れるのが、この漬け物であるが、これは設定や世界観、ジャンルに例えられるだろう。


最後に味噌汁。

インスタントと手作り、これには天と地ほどの差がある。手作りのぬくもりはあたたかいが、インスタントとなるとありがたみは減少し、むしろ冷たいような思いがしてしまう。

だれも気にとめていないようだが、じつはよく見られているのだ。即席で作ると、一瞬でバレてしまう。これは登場人物に当てはまるのではないか。

お腹すいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 全く関係のないことなのですが.....。味噌汁も良いけれど、オリンポスさんは豚汁は好きですか?
[一言] 発想がおもしろいですね。
[一言] こんにちは! タイトルを見て「何だろう?」と思い、内容を見たらびっくりするほどの説得力でした。 とんかつを食べない私でもなぜか納得してしまいました(笑) ご飯が地の文、というのが特にそれら…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ