出会い
「プロローグ」
罰があたったんだ
あの子の大事な人を好きになんてなっちゃったから…
こんな風になっちゃうんだったら好きになんてならなきゃよかった…
………
……でも…
まだ君のことが好きだよ…
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「出会い」
あたしの名前は江藤凛。
中二病真っ盛りの中学2年生。
部活は吹奏楽部で一応副部長をやっている。
部員は全員女の子。
だから部活終わりには大体恋バナに花を咲かせている。
まぁあたしだって女子のはしくれ。
恋バナに全く興味がナイわけではナイ。
実際、誰か付き合ってるとかゆう噂を知るのははやいほうだ。
最近の話題は、つい最近仲良くなった同じ部活の奥井奈穂。
なんでも同じクラスの粟地聡吾と付き合ってるらしい。
粟地聡吾、名前と出身小学校くらいしかしらない。
だからはっきりゆって興味はない。
まだ付き合いはじめたばっかで、隠そうとしてる奈穂をからかうのに使うくらいだ。
あたしからみる粟地の印象はとにかく「俺様」
ほぼ初対面の1年の冬。
あたしは、用があって幼馴染のほのかのクラスにいった。
ガラっ
ドアの所でほのかを探してると…
「おいこらメガネ、さっさドアしめろ。」
は!?
声の主はドアの近くの席で話してる男子だった。
一応顔も名前もしってたけど、失礼すぎる態度に短気なあたしは…
「はいはい♪」ばたんっ
そしたらドアのむこうで
「キレんなよーww」
って声がきこえてくる。
ほんっと失礼なやつ!!
大っ嫌い!!!!
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「解放」
それから1年生がおわるまでの期間、あたしは粟地となんの関わりもなく過ごした。
その間にあたしは奈穂と仲良くなった。
奈穂と仲良くなってから友達も少しずつ増えていって今は奈穂と乙とつかさと美羽奈でいるようになった。
ホントみんなテンション高くて、楽しい毎日をおくってた。
そんな中、いつものように部活終わりにみんなでいろいろ話をしてると美羽奈が奈穂の彼氏の話をだしてきた。
でもあたしは初めてその話をきいた。
正直びっくりで、「奈穂趣味わるっ」って思った。
特に興味もなかったし、乙もつかさもどーでもよさそうだったからその話題は1年生が終わるまで5人で話すことはなかった。
3年の先輩も優しかったし、部活の時間はそんなかんじで楽しかった。
でもあたしの学校生活は全然充実なんかしてなかった。
幼馴染みに彼女ができて、その頃嫉妬心が全然わかってなかったあたし。
だからふつーに話したりしてたら、彼女の小学校のみんなを敵にまわすことになった。
それから呼び出し、足跡、陰口、いやがらせが後をたえなかった…
でもまぁ、呼び出しに応じるほどお人好しでもない。
他の地味な嫌がらせなんかシカトする。
そんなこんなでやりすごしていた。
まぁ、番格のヤツがきたときはさすがに焦った。
ちなみにその嫌がらせは1年生が終わるまで続いた。
1年生修了式、ずっとまってた…
やっと解放されるんだ…
修了証書をもらって学校をでた。
「やっとおわったー!!」
幼馴染みのほのかと帰りながらそんな事をさけんでみた。
そしたら、2年生への期待が自然と膨らんでくるような気がした。
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「最悪のクラス」
2年生の始業式の日。
期待に胸が膨らんでいつもよりずっとはやくいった。
こんな時間ほとんど誰もいないと思ったら、クラス表の前にはすごい人。
「「あぁーー」」
ほのかと一緒のタイミングで大きなため息をついた。
なんか1組の方が人いっぱい…
とりあえず4組からみることにした。
「輪真…輪真……あった!!ほのか4組!!」
「江藤…江藤……ダメだ、ない。」
続いて3組、ない。2組、ない。1組、あった!!
33番♪
「ほのかーあたし1組ー」
「えーめっちゃ遠いじゃんー」
「体育も別々になっちゃったね……って…」
1番 粟地聡吾
「……なんか最悪。」
「どしたの?」
「あたしコイツ苦手なんだよね…」
「粟地君?ほのか前一緒のクラスだったけど、級長とかやってたしいい人っぽかったけど?」
「そんなわけないっコイツめちゃめちゃ俺様じゃん!!」
去年よりも1コ多く階段を登りながらそんな話をして登りきってみえるのは「2-1」の札
「あぁ…ここか…」
「凛ちゃんテンション低すぎー最初が肝心なんだからもっとテンションあげないとっ!」
「はいはい…んじゃまたね…」
そう言い残してあたしは苦手なヤツがいて、仲良しが3人しかいない2-1の扉をあけた。
ちがうクラスの子達がいるせいかすごく人口密度が高い…
人ゴミの中に数少ない友達がかたまってたからとりあえずはいっていった
「あっ凛ちゃんおはよ♪同じクラスだねw」
「凛ちゃんー♪あやも一緒だよーっw」
「おはよーっウチも一緒だからよろしくw」
「なっちゃん!あやちゃん!郁!よろしくねw」
なっちゃんこと佳山夏希、ちなみになっちゃんも幼馴染み。
あやちゃんこと麻辺絢、粟地や美羽奈と同じ小学校。
郁こと房矢郁、奈穂や乙と同じ小学校。
「このクラスほんと知り合い少ないよねー」
「うん…あっ修学旅行一緒の班になろうねっ」
そんな話をしてたら先生がはいってきた。
「うわ…よりによって苦手な先生…」
救い用がないくらい嫌な条件がそろっちゃったもんだな、まったく…
絶望感に浸りながら先生の話を聞いていた。
「…えー、では明日級長と副級長をきめるからなー。んじゃきりーつ…」
……
やばい…
始業式の間ずっとそのことを考えていた。
あたしは入学式で新入生代表であいさつをしちゃってたりする。
そのおかげて去年は級長投票ぶっちぎり。
頼みまくって副級長にしてもらった。
だから今年も……
なんて考えていると横を通り過ぎていった女の子達が
「ねぇ、誰にいれるの?」
「うーん、男子は粟地、女子は江藤さんかな、ほらなんか入学式でゆってたしさ。
「やっぱ?んじゃそーしよーっと」
やめてください。
心の中でさけんだ。
なんでよりによって粟地なんだよ…
そう、一番恐れてたこと…粟地と一緒になることだ…
神様ーどうか凛をお救いください!!
投票当日。
「んじゃはじめるぞー。では最初に、立候補したい人ー」
絶望感に押しつぶされて下むいてたら…
「はい。」
!???
「おーありがとう。頼むな。んじゃ他いないようなので男子は投票するぞー。」
……きまったの??
…ってことはあたし…助かったの??
「っしゃぃっっ」
「凛どうかした?」
心の中でしたつもりが普通にやっちゃってた
でももうとにかく嬉しい!!
それから無事級長は粟地に決まり♪
あたしの人生平和だ♪
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「たくさんの誤解」
無事、粟地と一緒に学級役員をやる事をまぬがれたアタシは極少数の友達と楽しい日々わをおくってた。
そして2-1発足から1ヶ月がたち、女の子達の話題は修学旅行でもちきりだった。
アタシもなっちゃん達から誘われてて、それなりに楽しみにしてた。
でもアタシ達は4人のグループで、班は5人でつくらなくちゃいけなかった。
そこであやちゃんが亜紀ちゃんを誘ってきた。
亜紀ちゃんこと鞘野亜紀、あたしと同じ吹奏楽部。テンションが高くて亜紀ちゃんの周りにはいつも笑いがある。
でもあたしはそんな亜紀ちゃんが少し苦手だった…
どうしてもテンションの差が気になったし、仲いい子にしか優しくないんだろうなって思ってた。
でも一緒の班になって、事前学習をして亜紀ちゃんの良さと、凄さをいっぱい知った。
あたしの悪い癖なんだよね。
ひとに偏見ってゆーか固定観念持っちゃうとこ
そんなこんなで亜紀ちゃんとちょっと仲良くなって修学旅行の日がやってきた。
ぐっすり寝て、せかせか先生話きいて、ようようとバスに乗り込んだ。
いよいよ修学旅行がはじまったのだ。
ぶっちゃけ仲いい友達なんか同じ班の子だけだったし男友達なんか幼馴染しかいなかった。
だから基本的になっちゃん達と沖縄を満喫した。
その裏で粟地と奈穂がけんかしてるなんて知るよしなかった。
沖縄から帰ってきて、友達も男女問わず増えて、旅行前よりずっと学校生活が楽しくなった。
結構このクラス好きだな。
旅行から帰ってきて1ヶ月がたったころ。
奈穂が粟地と上手くいってないってことでなぜかあたしに相談してきた。
初恋もまだなあたしなんかに相談しても意味なんかあるのか?
そんなこと思いながらもいろいろ話をきいてたらいつのまにか粟地を身近に感じるようになった。
そしてある日。
不運にも席替えで粟地の斜め前になってしまったあたし。
後ろで粟地が奈穂とけんか中のことを話す声がきこえる。
無意識にその話をきいてたあたしは、あまりにも奈穂の事をわかってない粟地にムカついて
「なんで、分かんないの。」
言っちゃった後後悔した。
すごくすごく後悔した。
物凄い勢いで自己嫌悪に走るあたし。
でも粟地は意外にも
「・・そりゃわかるけどよ。」
あれ?なにこのしょげた感じ。
そんで普通に返事してくれたし………
もしかしていいヤツ?
それからちょっとずつ話をするようになっていった。
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「チャット」
「ねっねっりんりんっ!チャットとかしてみない?」
2学期が終ろうとしてた頃、あたしは奈穂にチャットに誘われた。
あたしの家では携帯は高校からってルール。
だからメールなんかはパソコンでやってたけどアドレスだって数える程度だったし、必要事項でしかしなかったからほとんど、つかってなかった。
でも基本暇で誘われたら断れないあたしは
「あーやるやるぅー♪」
といってサイトを教えてもらって
その夜さっそくアクセスした。
奈穂の他に隣のクラスの佳奈花ちゃんがいて3人で他愛もないことを話してそれなりに楽しかった。
でも、急に奈穂が粟地のことを話して佳奈花ちゃんも粟地をチャットに呼ぼうとする。
にがてなんどけどなぁ・・・
なんて思いながら、結局あたしはだまってた
すると何分かしてチャットに「トシ」って名前で誰かが入ってきた
なんでトシなんだろうとか思ってたらさっそく佳奈花ちゃんがきいてる。
答えをきいてびっくりした。
それは好きなアニメのキャラの名前だった。
そしてそのアニメはあたしの大好きなアニメでもあったんだ。
もう、それ聞いた瞬間に粟地への苦手意識なんか半分くらいふっとんじゃって、「へーwあたしもそのアニメ大好きww」なんてゆっちゃうくらいだった。
そしてしばらく奈穂とやりとりをしてて急に返事がこなくなった。
奈穂が悲しそうな顔文字をいくつもだしてくる。
すると、もうひとり入ってきた。
名前は「タツ」
俺だから。とだけいった。
ちょっと奈穂に気をつかえよ!
なんて思ったけどそれ以上に気になることがあった
タツ のことだ
今度自分できいてみる。
すると答えは…
「好きなアニメのキャラ名前。」
びっくりしすぎた。
それもまたあたしの大好きアニメだった。
もう苦手意識なんかなくなって、チャットの回数を重ねるたびどんどん仲良くなっていった。
冗談をいって、いわれて。
バカにして、されて。
いつの間にかあたしの中で粟地の存在が大きくなっていくように感じた。
チャットで会えるのが嬉しかった。
学校で話せるのも嬉しかった。
こんなに気の合う友達なんかできたことなくて、本当に嬉しかった。
ずっとずっと大事にしたい。
本当にそう思ったんだ。
続く
ライン「出会い」を読んでくださってありがとうございます。
このお話は、作者である私が実際知る話をベースに作ったものです。
友情と恋愛
どちらをとるべきか悩んだ人ってたくさんいらっしゃると思うんです。
そんな人たちに少しでも共感していただけたらと思って書きました。
まだまだ未熟で、いい文章とはいえませんし、更新もゆっくりですが最後まで読んで頂きたいと思います。
よろしくお願いします。




