突発200文字小説「恋人の日」
今日6月12日は「恋人の日」だったらしいので、寝る前に書いてみた。
関係ないですが作者はこの投稿の翌日就職の面接です……寝ろよ!ってな
「今日って恋人の日だったらしいよ?」
嫁は唐突に僕へそう言った、と言うかそれはブラジルの風習だ。
「だから君にこれをあげよう」
嫁が取り出すのは小さな額縁、と白い靄のかかった写真
「君の思いを私が受け取った結果だからね、しっかり額縁に入れておいたんだ」
自慢げな嫁を尻目に写真を眺める。
右下には撮影日と時間、脈拍に……つまりこれは
「まだまだ小さいけれど君と私の愛の結晶だよ、パパ?」
素晴らしい喜びの瞬間なんだ。
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