エターナル・ブレイブ ブルーの物語
全てを凍らせる極寒の土地。
そこにブルーという少年がいた。
ブルーには好奇心旺盛な友達がいる。
探検といって、使われていない洞窟に入る友達が。
そこは昔鉱山で、きれいな石がとれたから、そういう子供は珍しくなかった。
立ち入りが禁止されていても、彼らは内緒で鉱山に入る。
最初の頃はブルーは止める役目だった。
しかしだんだん、子供たちと同じように探検する方にまわってしまう。
ブルーたちは毎日のように、鉱山を走り回った。
それは、とても狭い居住地が関係している。
ブルーが生活している国は、とても狭かった。
一時間くらいで端から端までいききできた。
そのため、知らないところなどないくらいで、子供たちは退屈していた。
だから刺激を求め、危険な場所に立ち入っていたのだ。
その日まで当たり前だったことが、それ以降も同じである保証はない。
子供たちは約束破りの罰を受ける。
ある日、鉱山で事故が起きた。
子供たちは落ちてきた石に押しつぶされてしまった。
唯一生き残ったのは二人。
ブルーは無事で、ブルーの親友は大けがを負った。
生き延びた親友だが、命の火は消えかけていたため、彼はブルーに託した。
いつかこの国を出て、自分の分まで広い世界を見てほしいと。
ブルーはうなづいて、命の終わりをみとどけた。
ブルーは国から出ようと思った。
しかし、それには障害がある。
国民は、みんな狭い国から誰も出ない。
それは、国の外に出られない体だったからだ。
数百年前大きな災害が起きてガスが蔓延していた。
人々は特殊なドームにこもって生きるしかなくなった。
だがそのせいで、外の環境に耐えられない体になってしまったのだ。
ブルーは考える。
精一杯、夢をかなえる方法を。
やがて、特殊なスーツを開発したブルーは、外に出ることを選択する。
最初の一人目として、勇気をもって踏み出した彼は、どこまでも広く続く地平を見つめたのだった。




