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Aランクモンスターとの遭遇!

 大量のBランクモンスターを相手にラプラスの悪魔とアーニャの剣戟で余裕綽々と勝ち進む。

 そして中間層の入り口にやって来た。



 「ここから中間層だな。Bランクモンスターしかいないと思うが油断せず行くぞ」

 「今のところマジックアイテム無いわね。がっかり」

 「そう簡単に見つかったら苦労はしないだろ。それに攻略済みだからな」



 あくまで名目上はダンジョン調査であり、マジックアイテム探しではない。

 だが人間は期待してしまうものだ。



 「あれって?」

 


 アーニャが中間層の床に転がっている死体を指さした。



 「死体だな、酷い傷だ」



 俺とアーニャが死体を詳しく確認する。

 傷から犯人を特定する。

 


 「これはモンスターだな。噛まれた跡がある」

 「噛むモンスターなんて沢山いるから特定難しくない?」

 「まあこの情報だけでも得られたんだ、得したと思おう」



 俺達は中間層でその後も冒険者と思える人物たちの死体を確認した。

 多数転がっている。全員噛まれている。

 内臓が飛び出ている。



 「Bランクモンスターの仕業とは思えないわ。Aランク以上じゃない?」

 「Aランクで噛むモンスターか。少し未来を見てみる」

 「その手があったわね。さっすがライル、頼りになるわね」



 アーニャが俺を褒め称える。

 ユニークスキル《ラプラスの悪魔》の本領発揮だ。



 「ラプラスの悪魔」



 ここで調査を終えたら――

 ここで進んだら――



 「アイアンアリゲーターだ。戦闘する瞬間までの未来が見えた」

 「Aランクじゃない。このダンジョンにもAランクモンスターがいたのね」

 「そういう事になるな。まあ余裕だろう」

 「私に任せて。暴れたりないから」



 アーニャが満面の笑みで人差し指を顔の横に立てて言葉を紡ぐ。

 流石【剣聖】。Aランク以上でも自信満々だな。

 まあ俺のぼろい銅の剣ではアイアンアリゲーターの鱗は破壊出来ない。

 


 「ラプラスの悪魔でサポートする。攻撃は頼んだ」

 「やった。私の実力見せてあげる」

 「頼もしいな」

 「そうでしょ、こう見えて結構強気な性格だから」



 中間層のフロアボスとも呼べるアイアンアリゲーターと対峙する。

 数多くの冒険者が殺された強敵である。

 だが俺とアーニャなら余裕だ。



 「ラプラスの悪魔」



 ここで右に動けば――

 ここで左に動けば――

 ここで前に出れば――



 「前に出ろ。アーニャのスピードの方が速くて攻撃が通る」

 「じゃあ行くよライル」



 アーニャは楽しそうに地面を蹴って右手に高価な剣を持って全力で前へと進んだ。

 そして勢いよく剣を振り翳した。



 「はああああああああああああっ!」



 アーニャの一撃がアイアンアリゲーターの鱗を破壊する。

 鉄の硬さの鱗をいとも簡単に破壊して見せた。



 「ライル終わったわよ。楽勝」

 「俺のサポート要らなかったな」

 「効率的には最重要よ。右や左に進んでたら戦闘長引いてたし」

 「役に立ったなら何よりだ」



 アーニャは俺に微笑み剣を鞘にしまう。

 そして俺達は中間層のフロアボスを見事余裕に撃破した。



 「何か開いてない宝箱あるわ」

 「鍵が掛かってるな。持ってないぞ」

 「まあ見てて」



 アーニャが鞘に納めた剣を抜いて宝箱を横にスパッと真っ二つに切った。

 恐ろしいくらいの剣の振り速度だ。

 【ホーリーナイト】時代には拝めなかったな。



 「これは!? マジックアイテム」

 「嘘、何ランク?」

 「帰って鑑定士に見て貰わないと分からない。何か薬品のようだが」

 「凄いドキドキするわ。これが冒険者の醍醐味よね」

 


 アーニャが凄く興奮している。

 マジックアイテムは冒険者の心を躍らせる。



 「最奥地が楽しみになって来たな」

 「このままガンガン進んじゃいましょう」

 


 俺とアーニャは最奥地を目指してダンジョンの最終層へと足を踏み入れる。

※最後までお読みいただいてありがとうございます!

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ド陰キャな俺の嫁になると声優アイドルの美少女がいつも口にするんだが~俺はアニメでライブで応援しているのでそっとしておいてください~
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