すでに最強のヒキニート ~ヒキニートは死んでも治りません!~
大いなる神〈大神〉に召喚された六人の人間たち。
彼らには、それぞれを喚び出した〈大神〉の恩寵と唯一無二の技能が与えられた。
その力はそれぞれ、
『成長』『回復』『創造』
『幸運』『剣術』『魔法』
に特化していた。
〈大神〉たちは言った。
『この中から一人、神になれ!』
『六人で互いに互いを殺し合い、最後に残った一人を神とする!』
『どんな願いでも二つまで叶えよう!』
『さあ! 生き残るための最善を尽くせ!』
これは、互いの生き残りと神になる権利をかけたサバイバル・ゲーム――
――のはずだった……。
「どんな願いでも二つかぁ。
じゃあ俺。『とっても強い王様の子どもに生まれ変わって』『自宅警備に徹したい』です」
その男の願いは叶えられた。
こうして主人公、もといヒキニートの物語は始まった。