表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エルフの最強JK ~たった一言で宇宙を滅ぼす程の力を得てしまった~  作者: 紅雨神 幻想紅蓮
【三】 禍駄王ディアボリ編
72/91

第十七一話 週末に如何わしい画像を見ている英雄 センゴク・ヒラナリ 〜自分を国民に讃えさせる〜

なんかサブタイトルが異常に長くなってしまった。

 

 センゴクは貴族っぽい豪華な服をルウェーナの魔法で作ってもらい、それを身に纏いながらおっさん公爵と共に城の屋上から王都を見下ろす。


「な、なんだなんだ?」


 国民たちは何が起こるのかわからないが、権力者が城の屋上に現れたので、何かは起きると考え、皆公爵の見える位置に集まる。

 五分後、一万人程集まったところでおっさん公爵が一歩前に出る。


「聞けィ! 私はおっさん公爵様である。こちらにおられる方は英雄である」


 そう言っておっさん公爵は一歩下がる。それと入れ替わる形でセンゴクが一歩前に出た。

 ここで日本の校長先生の真似をし、一礼をしたのだが、誰一人として返してくれなかった。


「虚しい……」


 この世界の校長先生は一礼をせずそのまま喋ってしまう様だ。


「まあ気を取り直して……」


 そう言いながらセンゴクは令和剣を天に掲る。


「俺の名はセンゴク・ヒラナリ。お前らは既にこの国の王が実は魔王で、その魔王が倒されたと言う噂を一度は耳にしたことがあるであろう!」


 国民たちがどよめく。


「ま、まさか事実だったのか!?」


 国民たちは既に察してしまった。


「そうだ。貴公らの思っている通り、魔王は英雄によって殺された! その英雄こそがッ!」


 一旦令和剣をルウェーナに戻し、隣に立たせ、センゴクは身体を後ろに反らし、両手を大きく広げ、息を大きく吸ってこう言った。


『おれだああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』

「「「「「「「「「「わあああああああああああああああああ!!!!」」」」」」」」」」


 王都全体が歓声に包まれる。

 そんな中、一人だけ大爆笑している者がいた。

 ルウェーナである。


「あははははは! 『おれだああああああああ』ってぷぷ。自分から、そんな……思いっ切り英雄名乗るなんて、流石に面白過ぎるうううう!!」


 我慢出来ず、約一万人の国民の前で腹を抱えて笑い始めてしまった。


『うおおおおおおお俺を讃えろおおおおおお!!』

「「おおおおお我らの英雄センゴク様ァアアアアア」」


 幸い、センゴクは調子に乗って国民たちに自分を讃えさせていたので、ルウェーナの大爆笑は知る由も無かった。


 それはそうと、これでは王都の民にしか情報を届けることが叶わない。

 しかし問題は無い。既に領地を持つ貴族には一足早く英雄のことを伝え、各自で領民たちに伝える様頼んであるのだ。

 今頃この国の各地で「噂」の事実が明かされていることであろう。


 その夜、城で魔王討伐を祝してパーティーが開かれることが決まった。

 と言っても残念ながら王都の民全員を招待する事は出来ない。幾ら王城とは言え万単位の人が入っては窮屈すぎてパーティーどころではないし、民同士で何かしらのトラブルが発生してしまう可能性も十分にある。第一、万単位の人の食事を用意することもルウェーナの魔法を使えば可能だが、何でもかんでも魔法便りでは、センゴクたちが日本に帰った後普通の生活に戻り、今まで出来たことが出来なくなってしまっては大変だ。

 というのが表向きの理由。本当は自力で色々頑張れば将来有望だと考えたのだ。

 民に讃えられ、向上心が上がったのである。

 という訳で、庶民は呼べないので貴族を呼ぶことにしようと考えたが、この国には貴族すら万単位で居るらしい。


「じゃあ今王都にはどれくらい貴族が居るんだ?」

「ざっと一万人程でしょうか」


 センゴクが質問し、おっさん公爵が答える。

 このおっさんは何かと頼りになるので分からないことがあればおっさんに聞く様にしている。


「その一万人って全員呼べる?」

「可能ではあるでしょうが、やらない方が良いでしょう」

「一万人分の料理を振る舞えないのか?」

「いえ。これでも大規模な国家。国王不在とは言え、その程度は造作も無いでしょう」

「なら何が問題なんだ?」

「この王都には私のような公爵家も居れば、位の低い男爵も居ます。そして位の高い貴族全員が王都にいる訳では当然ありません」

「そうか! これじゃあ呼ばれなかった高位貴族が男爵家が呼ばれているのに何故私には招待状が来なかったのだとやきもちを焼いてしまう!」

「そういう訳です。どうしますか? 我らの英雄センゴク・ヒラナリ」


 おっさんが期待の眼差しをセンゴクに向ける。

 センゴクならこの程度の問題いとも簡単に解決してしまうと信じているのだ。


「簡単ことだ! パーティー開催日を一ヶ月後にし、全国に散らばっている公爵家伯爵家に招待状を送る。一ヶ月後にすることにより、忙しい貴族も予定を空けておけるしこの国の端に居る貴族も一ヶ月もあればここに来れるだろ?」


 自信満々に言う。


「センゴク様の考えは非常に宜しいですが、実はこの国の領土は十億平方キロメートル以上あります」

「そんな広いのかよ! ルウェーナ、地球の面積って何平方キロメートルだっけ?」


 あまりにも巨大すぎて、十億平方キロメートルがピンとこないのでルウェーナに質問をする。


「うーん。流石に分からないなあ」


 右掌を頬に当て首を傾げながら答える。


「そうか……他にこの国の領土と比較出来る対象ってなんかないかな?」

「でもダイジョーブ! 魔法で地球の日本にあるお兄ちゃんくんのパソコンを起動して調べてみるね!」


 腰に手を当て自信満々に言った。


「そんなことまで出来たのか? ってああ! くれぐれも履歴とエロ画像保存フォルダだけは見るんじゃ無いぞ!!」


 センゴクは異世界に来るまでは思春期真っ只中の中学生。性知識を得てからは週末にエロ画像を検索してあれこれしてばかりであった。

 そして気に入った画像や無修正のがあればいつでも見れるように保存するようにしていた。

 そして今、ルウェーナはその画像達を見ることが出来る状態にいる。

 非常にまずいぞ!


「あの、センゴク様。()()()()とは?」


 異世界にパソコンは無いのでおっさんが気になり質問する。

 しかし今のセンゴクにはそんな質問に答えている暇など無かった。


「お兄ちゃんくぅん? これ、『【秘蔵】エロ画像保存フォルダ』ってナニかなぁ?」


 ルウェーナは笑顔で問い詰めるが、目のハイライトを失っていた。

 怒っているのだ。


「頼む! 消さないでくれええええええ!!!!」


 エロ画像はセンゴクの宝物であった。

 削除をされるのだけは断固として阻止せねばならない!

 という訳で頼み事をする時の最終形態、所謂『土下座』をしたのであった。


「な!! せ、センゴク様何を!!」


 英雄が女の子に土下座なんてするもんだから、それを見ていたおっさんは只管驚くしか出来なかった。


「まあ、あなたがこんな画像を集めていた時はまだ私はただの妄想で、具現化してなかった訳で、思春期真っ只中なんだからこういう画像を集めたくなるのは分かるよ? うん。だから逆に言えば、私が具現化した今ならもうあんな画像不要だよね?」

「そ、それはぁ……」


 センゴクは何も言えなくなり後ずさる。


「なあに? あんなにヤっておいて、私じゃ不満?」


 笑顔だが声は優しく無い。


「む、無修正なんて中々見つかんねえんだぞ! お、俺の頑張りを無駄にする気か!?」

「そんなに無修正が見たいのなら私が幾らでも見せてあ、げ、る♡」


 そう言いながらルウェーナは両腕をセンゴクの首絡めていく。


「私はお邪魔の様ですね。ではお楽しみを……一時間程したら再度参りますね!」


 空気を読んでおっさんは退室してしまう。


「まっ待て! おっさあああああああん!!! 助けてくれええええ!!」


 そうしてセンゴクはヤられてしまうのであった。


 そして一時間。おっさんが戻って来た。


『ズンズン♡ ぱこぱこ♡』


 奇妙な音が聞こえてくる。


「センゴク様。英雄だからでしょうか……まだヤっておられる。仕方ない。センゴク様の体力はいつまで持つか検討も付かないし、ルウェーナ様の魔法を使えば恐らく無限にヤれる。明日にでも出直して来ますか……」


 そう言っておっさんは再び退室した。

評価など頂けると喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ