第六十八話 決戦、魔王・ディアボリ
投稿前ギリギリ誤字に気付けて良かったなぁ。
「フハハハハ! デーアが少々手を貸してはいた様じゃが儂は元神じゃぞ? 記憶を操作しようときっかけさえあれば気付くのなど容易いわぁ!」
ディアボリはセンゴクの遺体の頭部を踏み付けながら不適に笑っている。
「六時間時を止めてしぇっくすしてた様だが、神の魂は高次元じゃ! 四次元以上は時間と言う概念に縛られんのじゃよ! 時を止めても無駄という訳じゃな! 時止めに合わせて動けないフリをして調子に乗せてみたが、イチャイチャイチャイチャ……見せつけおってけえェゑヱ! ついうっかり【邪神光線】で殺しちまったわい! センゴクはどうでも良いがルウェーナの魔法はまだ上手く利用出来そうじゃったんだがなぁ……おまけに無茶苦茶可愛子ちゃん。吸血鬼にでもして蘇らせようかのぉ。ぐっふふふ。そして御奉仕させてやるわい!!」
ディアボリはルウェーナに頬擦りをしながら気色悪く笑い続ける。
「ガシッ」
とディアボリの頭が何かに掴まれる。
「グギャァアアアアア!!」
そんなに痛かったのか、大袈裟の叫ぶ。
「ざけんなよクソジジイ! 死んだルウェーナに比べれば……」
額からドバドバと血を垂れ流しながら死んだ筈のセンゴクが怒りながらディアボリの頭を更に強く掴む。
握り潰す勢いだ。
「セ、センゴク。貴様は殺した筈じゃぞ!」
「ウルセェ……」
センゴクがヤクザの様に恐ろしく言う。
『ぐゔぉはぁ^_^』
遂にセンゴクはディアボリの頭を握り潰してしまう!
『グッシャアア』
と握力の強い人が林檎を潰すかの如く軽快にブッ潰す。
果汁の代わりに真っ赤な血液、果肉の代わりが人肉と言ったところか。
「これが……愛の力だ。昔、妄想に老けていた時に、妄想の女の子が殺されてしまったら俺がパワーアップして敵を打つというのを妄想しておいたお陰でディアボリをぶっ殺すことが出来た……ありがとう。ルウェーナ……」
そう言ってルウェーナの遺体を抱きしめる。
『フハハハハ! 芝居芝居! 面白すぎじゃろ! ふふ。さっき言ったじゃろう? 儂は御主らよりも遥かに高次元の存在』
頭部の無いディアボリの遺体が起き上がり、声帯が無いので魔法で直接声を出している。
「詰まりィッ! 儂は身体の約半分程が霊体の様なものであるが故に! 儂よりも次元の低い攻撃で受けたダメージなんて幾らでも再生しちゃうんじゃなぁーこれが」
そう言いながらディアボリの破壊された頭部がボコボコと泡立ちながら気持ち悪く再生されていく。
「な……嘘だろ……」
その間センゴクは唖然とし、暫く動けなかった。
「今度こそ死ネィ! センゴクゥウウ」
そう叫びながらディアボリはセンゴクの首に手刀を振りかざす。
首を切断するつもりなのだろう。
しかし――
「なッ!」
気が付くと、ディアボリの方が手刀にしていた右手を切断されていた。
「ぎぃやあああああ!! 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」
永らく痛みとは無縁でいたからか、膝をつき、左手で右手首を抑えながら。大袈裟に叫ぶ。
「おのれ貴様ァ! 誰かは知らぬが神に向かってなんたることをしてくれんのじゃ!」
そう言いながら自分の右手を斬り落とした犯人を見上げる。
「お、お前は!」
そこには居る筈のない者が……
「ルウェーナ……お前は殺した筈……」
目を見開き後退りながら言う。
「私って妄想が具現化した存在だから、例え死んでも主である平成戦国が元気で妄想出来る状態であれば……」
ディアボリの目の前に瞬間移動する。
「何度でも蘇るんだよ?」
ルウェーナは笑顔でそう言った。
しかし目は笑っていない。
「オラァ! じゃ」
ディアボリは容赦無く女の子であるルウェーナの鳩尾を殴った。
掛け声に語尾を付けているが、ディアボリがキチガイなだけだ。
「きゃっ!」
「ルウェーナ!!」
しかし鳩尾を殴られて「きゃっ!」だけで済むルウェーナも大分可笑しい。
普通は「グハッ!」や「グエッ!」の様なあまり気持ち良くない声が出てしまうだろうが、「きゃっ!」と可愛い悲鳴だけで済むのはセンゴクがある日、ルウェーナの鳩尾が殴られる妄想をしていたことがあったのだが、センゴクの理想の女の子は鳩尾を殴られても可愛い悲鳴を上げるだけだとその時思い、しっかりと今ルウェーナにも反映されたと言う訳だ。
「お、お主ィイイ! 「きゃっ」とはなんじゃ「きゃっ」とは」
そう言いながら今度はルウェーナの顔面を殴ってみる。
バギィッと音がしたが。
「きゃっ!」
顔面にも補正がかかる様だ。
しかし頭蓋骨は砕けた。
砕けたと言っても殴られた瞬間の顔も綺麗なままである。当然、センゴクがずっと何があろうと綺麗な顔のままでいて欲しいと妄想したからだ。
そのままルウェーナは仰向けに倒れてしまう。
「うっはぁああ! このまま犯してやるじゃ!」
と叫びながらルウェーナの上に被さる。
語尾が無理矢理「じゃ」を付けた感満載である。
「コイツが処女じゃなくヤリ●ンだと言うのが残念なところじゃが、まあこんなピチピチギャルを抱けるんじゃ! 文句を言っちゃあバチが当たるわい」
ニヤニヤし、ズボンとパンツを脱ぎながら言う。
「てめえ! 俺のルウェーナに何してんだ!」
センゴクは声を震わせながらそう言う。
ディアボリが怖いのだ。
その場からルウェーナを助けに動けない。
「やっ! って言うか私お兄ちゃんくんとしかヤってないし!」
頭蓋骨が砕けているのに普通に喋れるのは、も言うまでもないだろう。
センゴクがそう設定したのだ。
頭蓋骨が折れても普通に喋って欲しいとな。
そして自分の回復魔法で今頭蓋骨を治しているところだ。
「ふう頭蓋骨治ったぁ。これでこのエロジジイを突き飛ばせる!」
しかし。
「え? ピクリとも動かない」
「無駄じゃ無駄じゃ! お主が特別な存在じゃからと言って元神である儂には敵わんよ」
そう言いながらルウェーナの服を破いていく。
「やめてっ!!」
抵抗できず、涙を浮かべながら言う。
「ウッヒョォオオ。その嫌がり方も最高じゃああ! ますます汚したくなるわい」
安定のクズである。
「ルウェーナ!」
センゴクがルウェーナに向かって名前を叫ぶ。
そして――
――来いッ! 令和剣
「なに!」
ルウェーナが光出す。
これにはディアボリも驚いた。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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